つけ麺はお好きですか?つけ麺が好きな人をどのぐらいいるのでしょうか。僕の住む街にはつけ麺TETSUというつけ麺業界で一番検索されるお店があるにも関わらず、つけ麺好きな友達がいません。
ラーメン食べようという提案があがった時に、つけ麺でもいい?って聞くと、「いやラーメンって言ったじゃん」と断られてしまうのです。どうやらラーメンにつけ麺は含まれないらしい。
でも僕はラーメンよりもつけ麺の方がぶっちゃけ好きなのです。量が基本的に多いですし、味が基本的に濃いですし、猫舌の僕でも食べられますし。
僕は大学生の時に俺の空というお店の「浸け豚そば」に出会ってから、暇さえあればつけ麺を食べておりました。大学がラーメン激戦区の高田馬場にあったので色々なラーメン屋を同級生たちと周りました。
しかし引きこもりになった今では外食する事も少なくなり、数少ない友人との外食のチャンスもつけ麺が候補にあがる事はありません。
そこで僕は考えました。つけ麺って自宅で食べられないのだろうか。そして調べてみるとあるではないですか。2ちゃんねるのスレッドが。
その掲示板で盛り上がっていたのがやすべえのスープを自宅で再現できるというレシピでした。
やすべえと言えば、大学時代に何度も通ったつけ麺の定番の味。つけ麺を初めて食べる友人を連れて行くのに適した良いお店でした。個性は少ないけれど、店内は綺麗だし、何度食べても飽きない素敵な味なのです。
えー!あの味を再現できるの!?マジで?!そう思った僕は、2ちゃんねるで挙げられていた複数のレシピを実際に作ってみることにしました。そしてその中で一番やすべえそのものやん!と思ったつけ麺のレシピを今日は公開したいと思います。
これで世の中からつけ麺が好きな人が一人でも増えますように…。
つけ麺TETSUの衝動と値段
ども、自宅の近くにつけ麺TETSUがある事から、ちょこちょこ夜の散歩中に立ち寄ってつけ麺を食べている僕です。
友達いなくても一人で入って食べちゃうぐらいつけ麺が好きなのです。
TETSUのつけ麺は昼と夜でスープの味が変わるので、いっつも鶏×魚介になってしまうんですけどね。
豚骨×魚介!
スープの違いがわかるだろうか…。一枚目が鳥×魚介、二枚目が豚骨×魚介です。ちょっとだけスープの色が違うよね。
でも色はちょっとしか違わないけど、味が全然違う…。
ぶっちゃけ昼間の豚骨×魚介の方が好みで、昼に友達を誘ってつけ麺を食べたい衝動に駆られます。
一蘭!
が、引きこもりの僕には友達自体が少ないし、昼間はその友達は働いているし、休みの日にその友達と食べることになっても、ラーメンと言えば一蘭しか認めないのです。
一蘭も美味しいのだけれど、あれは博多豚骨のラーメン。ラーメンではなくつけ麺が食べたい!
つけ麺って…
だから僕は仕方がなく夜のつけ麺TETSUに行ってしまうのですが、正直一杯800円+大盛り150円で950円となかなか高価な食事になってしまいます。
うん。
頻繁に食べるには高すぎるんです。
そこでつけ麺って自宅で自作出来ないものか?と考えたのです。そしたらあるじゃないですか…
つけ麺が自宅で食べられる
スーパーマーケットで普通につけ麺が買えるのです。しかもだいぶ安い。300円あればたらふくお腹いっぱいのつけ麺が食べられるのです。
両方茹でるとこんな量!
ほらこんなにも大量のつけ麺が。
問題はスープ!
ですが、問題はこのスープなのです。ぶっちゃけ、ただそこに存在しているだけのスープって感じです。
味気ないんですよ。
確かに美味しいんです。美味しいんですけども、なんかお店で食べているのとは違う。お腹を満たすためだけにつけ麺を食べている気分になって、食べた後の幸福感が訪れてこないのです。
TETSUのスープ
これがTETSUのスープです。圧倒的に存在感が違います。
「麺にスープが絡む」みたいな表現がありますが、僕から言わせてもらえば、「麺に幸せを纏わせる」という表現がピッタリなスープなのです。
つまり。市販のつけ麺で不満があるのは、とにかくスープなのです。
そこでなんとかスープを自作できないものかと調べてみました。そしたらあるじゃないですか。2ちゃんねるにやすべえスレが。
つけ麺やすべえ大盛り440g!
やすべえと言えば、大学生時代に大盛り無料だからという事で何度も利用させてもらった美味しいつけ麺。何度食べても飽きないつけ麺なのです。
そのつけ麺のスープを再現しようと2ちゃんねるが盛り上がっておりました。様々なレシピが書き込まれる中、僕はその様々なレシピに挑戦してみることにしました。
…が、必ずしもそこに書かれているものが本当に美味しいわけではありませんでした。
なかなかお店の味を再現するというのは難しいのです。スーパーやお土産コーナーなどで売っている公式名義で売っているラーメンが、お店で食べる味を再現出来ていないように、スープの再現とは本当に難しいのです。
しかし、僕には時間だけはたっぷりありました。えへへ。引きこもりなのでね。
そこで何度も作り直してやっとたどり着いた、本当に自分の中で満足が行くやすべえの再現スープのレシピをここに公開したいと思います。
つけ麺やすべえ風のスープレシピ
つけ麺やすべえ風のスープレシピ材料
- ごま油大さじ2
- 生姜8g
- にんにく1片
- 水200cc
- めんつゆ大さじ4
- かつおだしの素4g
- 鶏ガラスープ小さじ2
- しょうゆ大さじ2
- 砂糖おおさじ2
- レモン汁大さじ1
- お酢大さじ1
- 粉唐辛子小さじ1
- 玉ねぎ半分
- 長ネギ少量
- ゆで卵
- チャーシュー
- 海苔数枚
…結構多いですよね。ですが作り方は簡単です。
つけ麺やすべえ風のスープレシピ1:弱火で加熱
まずはごま油を大さじ2杯鍋に入れます。
そこに刻んだ生姜8gと、同じく刻んだにんにく1片を入れて弱火で炒めてください。
きつね色になったら…
つけ麺やすべえ風のスープレシピ2:火を止めて材料を投入
まずは火を止めましょう。
そしてそこへ、水200cc、めんつゆ大さじ4杯、かつおだしの素4g、鶏ガラスープ(創味シャンタン)小さじ2杯、しょうゆ大さじ2杯、砂糖大さじ2杯を入れます。
かつおだしの素は味の素のほんだしのような顆粒タイプのやつを使います。
鶏ガラスープは創味シャンタンを使いましたが、味覇みたいな中華スープの素でも大丈夫だと思います。
つけ麺やすべえ風のスープレシピ3:中火でひと煮立ち
そしたら火を中火にしてひと煮立ちさせてください。
そしてある程度グツグツいったら、火を止めぬまま、そこにレモン汁大さじ1杯、お酢大さじ1杯、粉七味唐辛子小さじ1杯を入れます。
レモン汁はポッカレモンみたいなやつがあればそれで。僕は母がお酒に入れているテルヴィスのレモン汁をちょこっと拝借しました。
つけ麺やすべえ風のスープレシピ4:玉ねぎとネギを投入
そこまで行ったら、あとは玉ねぎ半分をみじん切りにしたものと、長ネギ少量を輪切りにしたものを入れて、ちょこっとだけ煮てください。30秒程で大丈夫です。
これで完成です。
調理時間15分もかかりません。それだけでつけ麺やすべえ風のスープが出来上がってしまうのです。
つけ麺やすべえ風のスープレシピ5:盛り付けて完成
あとはスープを器に入れて、そこにゆで卵とチャーシュー、海苔を飾るだけです。
完成!
え?
麺はどうしたのか?って。これは大勝軒の麺を使わせてもらいました。スーパーで売っているやつ。
でも手に入らない場所もありますよね。そんな時はこれ。
生パスタのリングイネを使いましょう。パスタと侮るなかれ。もちもちで意外とつけ麺のスープと相性が良いのです。
良かったらお試しくださいませ。
つけ麺やすべえのスープレシピのまとめ
いやー、つけ麺のレシピ、ここに到達するまでマジで何回も失敗しました。
2ちゃんねるのスレッドに書かれている通りに作っているのに、全然美味しくないの…。
失敗!
ほれ、これなんて、美味しそうに見えるのに、食べてみるとくっそ不味いの。
すだち!
飯田橋にある「つけ麺つじ田」をマネて、徳島から送っていただいた「すだち」を絞って食べてみたけれど、スープが不味くてはどうしようもありませんでした。
やすべえの公式サイトには「10年かけてようやく辿りついた」と書かれていました。そりゃーそうですよね。10年かけたものが自宅でちょこっとやっただけで再現されちゃったら悲しいっすもんね。
でもね。
「10年かけてようやく辿りついた」と書かれていたのは、「渾身の麺」らしいんですよ。
麺。確かに、麺美味しいもんな。
でも、その麺は大勝軒のものを使わせてもらう。さらには生パスタのリングイネを代用させてもらう事で、やすべえ風のつけ麺を自宅で食べられる事が可能になりました。
うまい!!と最初に思えたスープに辿りついた時には、部屋でひとり感動しましたよ。
だって、やすべえ都内にしかないんだもの。大学行ってる時なら良かったけど、つけ麺だけの為に都内にまでチャリ走らせるのもなぁ〜。電車怖いし。
ということで、引きこもりの僕は、つけ麺TETSUの昼に友達が行ってくれるまで交渉する間に、やすべえ風のつけ麺のレシピで自宅でつけ麺作ってやり過ごしますよ〜という話でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
野口明人
あ、ちなみに、今まで食べた中で一番美味しいと思ったつけ麺は赤羽駅にある「金字塔」の焙煎つけ麺です!
金字塔!
赤羽駅からだいぶ離れた所にありますので、だいぶ見つけにくいとは思いますが、燻製の香りのするスープと2段に別れた2種類の麺が非常に美味しく、なおかつ途中で色々と味を変えられるという楽しさも備えたつけ麺!
良ければ行ってみてくださいませ。
つけ麺のおまけ:麺が作れる!?
今回はつけ麺のスープのレシピについてお話しましたが、ぶっちゃけ麺に関してはちょっとないがしろにしてしまいました。
つけ麺屋さんでこだわっているのって、スープだけじゃなく、チャーシューだったり、卵だったり、とにかく細かい所まで気を使っているからこそ、あの値段で出しているのであって、全部を自作で賄おうとすると、1杯作るのに1000円以上掛かるというのがスレッドにかかれていました。
つまり、つけ麺屋さんで750円とか680円とかってだいぶ破格の値段なのです。大量生産しているからこそ、収益があがる値段なのです。
ただ、スープを作っていると、段々作ることに対して楽しさが出てきてしまって、値段うんぬんよりも、どれだけ美味しいつけ麺が作れるのだろうか?なんて考え始めたりするんですよね。
そしたらですよ。
なんとつけ麺の麺って自宅で作れるというじゃないですか。しかも比較的低予算で。
今度はそれにチャレンジしてみようかなって思います。もし作りましたら、また記事にします。
それではまたどこかでお会いしましょう(´・ω・`)ノシ