グリコピア・イーストというのが埼玉の北本にありまして、工場見学が大好きな姉に誘われて行ってきました。
…と言っても実は行ったのはお遍路の旅に出る1日前。あれこれ忙しくて記事を書いておりませんでした。
以前、キューピーの工場見学に行った記事を出した時に、グリコの記事も読みたいとメールを頂きましたので書かせてもらいます。
無料。素晴らしい響きですね。しかもお土産までついてくる。さらにはグリコピア・イーストの工場見学ではクイズ大会まで開催されるという。
勝負となったら、負けず嫌いの僕はガチで優勝を狙いにいこうかという気持ちになり、周囲の目も気にせずに回答ボタンを連打していたのですが…。
ということで、今回は日本の超有名お菓子メーカー、江崎グリコの無料工場見学グリコピア・イーストに行ってきたお話をしたいと思います。
グリコピア・イーストに無料の工場見学に行ってきた
四国遍路を控えた前日。姉が「グリコの工場見学に行かない?」と誘ってきました。
最近は色々な無料の工場見学が子供だけでなく大人にも人気なのは知っていましたが、中でも江崎グリコは予約するのが大変なほど人気なのだそうです。
しかし、明日は四国遍路。重たいリュックを背負って四国を歩き回る予定なのです。しかも以前、自転車の旅に出る前日にフットサルの大会に出たら、靭帯を断裂し、1年間旅に出るのが遅れたという経験もある僕。
前日に工場見学に行っても大丈夫なのだろうか。靭帯を断裂するような事にはならないだろうか。そう迷っている僕に、「行ってくれたら昼飯おごるよ」と姉の一声。
こうして僕は完全予約制で予約する事も大変なグリコの工場見学に何の苦労もなく出かけることになるのでした。…姉に感謝しなきゃね。
ちなみになぜ姉が僕を誘ったのかというと、どうやらグリコピア・イーストの工場見学は2名からしか参加出来ないらしいのです。1名では予約が出来ません。
ようこそ、江崎グリコ(Glico)のWebサイトへ。企業情報や商品情報、お得なキャンペーン情報、さらには便利で役立つコン…
予約はコチラから出来ます。2名〜9名はインターネットで、それ以上の団体さんは電話で予約するみたいです。
グリコピア・イーストは北本駅から徒歩40分!
グリコピア・イーストは北本駅から3km ほど離れている場所にあります。公式サイトには「タクシーまたはバスをご利用ください」と書かれていましたが、僕らは徒歩で行くことにしました。
まぁ、歩けない距離じゃないし、なんだったら僕はお遍路で毎日歩くわけで、姉と話をしながら歩いていたら意外と近かったです。
かかし!
それにしても、北本ってほとんど来たことがなかったけど、畑や田んぼが多い所なんだなぁ〜。
家が点々とある静かな場所に、グリコピア・イーストはありました。
グリコ!
で、でかい!これは見落とすこともないほどの存在感を放っている工場です。
ここでポッキーやプリッツが作られているのか〜。僕は徐々にテンションが上ってきました。
グリコピア・イーストの入口付近
グリコピア・イーストの係の人に見学をしにきた事を告げると、名前と人数を確認して中へ通してくれました。なかなか厳重だな!
食品を扱う工場だからね、不特定多数を中に入れてしまうとなにか問題があったりした時に大変だもんね。
さて。入口の門から建物の方に向かって歩いていくと何やら見えてきた赤い車。
グリコワゴンプロジェクト
「日本中においしさと健康そしてワクワクとした笑顔をお届けしたい」
そんな想いを乗せて2010年に走りだしたのがグリコワゴンなんだそうですよ。
2010年12月から北海道から沖縄まで47都道府県を2か月半で縦断したんだって。僕もチャリの旅に出た事あったけど、47都道府県全部を周るのって相当しんどそうだな。
グリコワゴンが日本全国を周った様子は公式サイトに、専用ページが用意されておりました。
それにしても屋根に乗っているポッキー、ジェット噴射しそうだな。僕は赤が大好きなので、大変気に入りました。可愛いね、グリコワゴン。
ライトが!
あ、ライトがジャイアントカプリコだ!さすが江崎グリコの車だね。
しかも、うっすら書かれている文字に、パピコやら熟カレーやらプリッツやらビフィックスヨーグルト、ジャイアントコーンなどなど、江崎グリコの商品の名前が英字で書かれている!
あれ?そうなるとこのライトはジャイアントカプリコというよりもジャイアントコーンなのか?白いアイスにチョコレート。あ、ジャイアントコーンだな、これは。
ナンバープレート!
ナンバープレートが「11-11」でポッキー&プリッツの日の番号でした。
ポッキー&プリッツの日 – ポッキーロケットプロジェクト
そういえば、平然と11月11日がポッキー&プリッツの日だと思っているけれど、それを広めるためにグリコは色々な事をやっているんだね。
11.11 Challenge と書かれた看板が立っていまして、その横には…
ロケット!
ポッキーとプリッツの形をしたロケットがありました。これは2013年11月11日11時11分11秒に実際に空へ飛ばしたらしいです。
グリコって本当に色々な事をやっているんですな。ただ食品を作るだけじゃなく、心の発育も考えている江崎グリコ。創業者の信念が溢れ出ている会社ですな。
グリコピア・イーストの工場見学内容
さてさて。時間が来たので建物の中に入ることになりますが、出迎えてくれるのはグリコピアのキャラクター、ピアーナちゃんです。
工場見学の10分前から入ることが出来ます。
そしていざ工場見学って所なんですが、実はグリコピア・イーストの工場見学は決められた場所以外は写真がNG なのです。(もしかしたら他の工場見学もそうなのかも)
なので撮っていい場所で撮った写真と共に紹介していきましょう。
工場見学の流れはこんな感じ。
- 創意工夫〜創業者江崎利一物語〜、チョコレートができるまでの上映(カレッジホール)
- ポッキー&プリッツ製造ライン見学(ポッキーストリート&プリッツストリート)
- 展示品見学・写真撮影(おもちゃ展示ミュージアム)
- クイズチャレンジツアー(スタジアムホール)
- デコポッキー作り(ミニファクトリー)
工場見学1:カレッジホールにてビデオ上映
まずグリコの誕生の元になった牡蠣の貝殻をイメージした形のカレッジホールにて「創意工夫〜創業者江崎利一物語〜」と「チョコレートができるまで」を視聴します。
ここは気合を入れて、頭にグリコの歴史を叩き込みましょう。あとあとクイズチャレンジツアーの問題に出てきます。
江崎グリコの創業者の江崎利一さんは浜辺で牡蠣の煮汁を捨てている漁師たちの姿をみて、なんてもったいないことを!あの牡蠣の汁にはグリコーゲンが沢山含まれているのに!と思ったみたいです。
なんとかあの破棄される牡蠣の煮汁を生かして子どもたちの健康づくりに生かせないものか?と考えたのがグリコの始まりです。
江崎利一さんには息子がいて、8歳の時にチフスにかかり、お医者さんが諦めるほどの症状だったそうです。
そんな時に少しでも良くなって欲しいと箸の先に、研究していた牡蠣エキスをつけて舐めさせました。
苦くて嫌がる息子。お砂糖を加えて飲みやすいように工夫したり試行錯誤の末、息子は牡蠣エキスを舐め続け、容体が回復し一命をとりとめます。
…みたいな、中々面白いグリコ誕生秘話の動画と、チョコレートの話の動画を見ます。
グリコって牡蠣だったのか!
工場見学2:ポッキーストリート&プリッツストリートにて製造過程を見学
まず、ポッキーの製造ラインを見せてもらえました。着いた途端にチョコレートの香りが漂ってきます。
…が、チョコレートをどうやって付けているのかは、企業秘密みたいで見せてもらえませんでした。僕の姉はものすごく不満がっていました。
「それを見たいがために工場見学来たのに…」と。
階を移動してプリッツの製造ラインも見ました。どうやらプリッツって生地に少し溝を付けて焼くことで、カットしなくても勝手に縮んであの長さにカットされるらしいです。
確かに考えてみれば、プリッツの断面って結構不揃いだよね。機械でカットしていないで、トンネルを抜ける時に勝手にプリッツの棒が出来上がっているのが不思議でした。
…結論。製造過程を見たけど、製造の謎は深まるばかり!
工場見学3:おもちゃ展示ミュージアムにてグリコのおもちゃなどを見る
ポッキーやプリッツの製造過程を見た後は、再び建物の入ってきた場所らへんに戻ってきておもちゃ展示ミュージアムで説明を受けます。
ここらへんは写真撮り放題。
グリコの自動販売機というのがあって、10銭入れるとモニターに当時人気だった時代劇とかのショートムービーが流れる仕組みになっていて、グリコのキャラメルが買えるし、お釣りが2銭出てくる。
当時のグリコのキャラメルは定価が10銭だったのでお得だし、家にテレビがない時代だったので映画は楽しいし、このグリコの自動販売機は大人気だったそうですよ。
グリコのおまけ!
グリコと言えば、ついてくるおまけの方が目的で買っていたのを思い出します。
1500点以上のグリコのおもちゃが並んでいるんだってさ。
こんなんとか!
グリコのおもちゃにトイストーリーのポテトヘッドみたいなのがいた!
こんなのとか!
右上のやつは一体何なんだろう…。
こんなのがあった!
これはとなりのトトロのネコバスみたいだな。
一番驚いたのはコレ!
四角いのが縦に並んでいると思うんですが、これなんだかわかりますか?
これもグリコのおまけについていたおもちゃなんだそうだけど…
ぐりこのえほん!
ぐりこのえほん!
これ、実際にちゃんとものがたりが書いてあって、読めるんだって!むっちゃ欲しい!
当時も人気があったみたいです。
カンパニーゾーン!
おもちゃだけでなく、世界に広がるグリコグループの紹介もありました。グリコってグローバルな企業なんだね。
工場見学4:スタジアムホールにてクイズチャレンジツアーに挑戦
一通り解説聴き、写真を撮ったあと、ちょっとした異空間のような場所、スタジアムホールへ連れて行かれます。
そこは宇宙ステーションのような雰囲気で、SFチックな机に、大学の視聴覚室みたいに各それぞれの机にモニターと赤(A)、青(B)、黃色(C)の大きなボタンがついています。
そしてみんなが座ると、目の前のでっかいモニターにクイズチャレンジツアーと称されクイズが始まるのです。
各それぞれの机に設置してあるボタンは全て計測され、誰がどのタイミングでボタンを押したかみたいなのがわかるんだってさ。
そして会場にいるみんなでグリコに関するクイズを答えて、正答率と解答スピードを競い合うのです。
会場には30名ほどいらっしゃいましたが、僕は周りの目を気にせずひたすらボタンを連打!
姉はそれを見て、他人のフリをしていましたが、そのかいあってか野口くん、見事優勝!
ジャジャーン!
優勝賞品はプリッツファミリーパックでした!
裏面!
裏面には、グリコピアのキャラクターであるピアーナちゃんのシールが貼られておりました。
うんうん。祝福してくれているようだぜ。おほほほ。
これにてグリコピア・イーストの工場見学の無料ツアーが終了。この後に希望者は有料でミニファクトリーという所でジャイアントポッキーのデコレーションが出来たみたいです。
子供さんとかが、「いつもありがとう!」ってお父さんお母さんに贈りものをする時に良さそうだね。1人500円!
グリコピア・イーストのまとめ
ということで、グリコピア・イーストの工場見学を終えた姉と僕は、近くにあったグリコショップで大量にお土産を購入しました。
なんか、いくら以上買うとグリコとスヌーピーのトートバッグがもらえるって事だったので、姉と一緒にお会計してトートバッグもらえました。
そしてそれを母へのお土産に。母は甘いものが苦手なのでジャンボポッキーよりもよかろうもん。
ちなみに、ブログ仲間の東京OLちゃんにもお土産を買いまして、そのおみやげの記事を書いてくれてました。
良かったらそちらの方もどうぞ〜。
いやー、それにしても人生初めての工場見学でしたが、たしかに人気があるのは納得です。これが無料なのだからお子さんの自由研究とかにもってこい!
僕も充分に楽しめました。…まぁ、思っていたのとちょっと違いましたが。マスクして給食帽みたいな帽子かぶって、体中を消毒して、工場内を見学するもんだと思っていたんですよね。
それでもグリコに対する豆知識はついたし、誰かに話したくなる工場見学でした!
おみやげ!
おみやげももらえたしさ(*´∀`)
プリッツ一箱!今日は優勝賞品も含めてプリッツまつりだ!わっしょい!誘ってくれた姉に感謝せねばね。
ではでは、グリコピア・イーストに無料の工場見学してきたよというお話でした。良かったら埼玉へお越しを。
野口明人
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
おまけ:グリコピア・イーストの後で
さて、姉にご飯をおごってもらうという約束で工場見学についていくことにした僕。
グリコピア・イーストから歩いて帰ってきて、北本駅の近くにあったインド料理&アジアン居酒屋Heavenというインドカレーが美味しいと評判のお店に行きました。
北本トマトカレー!
頼んだのは雑誌にも載っていたという北本トマトカレー。
お米が長い!
お米は、米不足で大活躍してくれた、知る人ぞ知るタイ米。長細いよね!
なんかあの頃は日本の米の代替品みたいな扱いだったけど、これはこれで好きだったんだよね。なので食べられて嬉しいです!
グリーンカレーとなすカレー!
姉はグリーンカレーとなすカレーのセットを頼んでいました。5段階の辛さから選べます。ナンを少しもらって食べましたが、むっちゃ美味しい!
かなりの優良店でした。北本に来た時はぜひ!
ビスコ缶!
そして無事自宅に帰った僕は、自分用に買ったビスコの缶を開け、明日の四国遍路のために「おいしくてつよくなる」のでした。
ではでは、またどこかでお会いしましょう(´・ω・`)ノシ