Huluで海外ドラマを見るのがマイブームでして、プリズンブレイクを全部見てみることにしました。前にも一回チャレンジしたことがあったんですが、シーズン2の途中で挫折しちゃってたんですよね。
24とかLOSTとかヴェロニカ・マーズ、HEROにアグリー・ベディ。大学時代に海外ドラマにハマっていた時はTSUTAYAで複数本借りて、見終わったら返しに行って続きを借りての繰り返しで、途中でもういいやってなってたんですが、Huluだと返しに行く必要もないし、どんどん続きが再生されるので本当に便利ですな。
それと海外ドラマは長い長い道のりなんでやっぱり吹き替えの方が見ていて疲れない。大学時代には挫折したアグリー・ベティも全85話全部見終えたし、よし次はLOSTかプリズンブレイクだ!って気持ちになったんですが、LOSTは吹き替えがなかったので、プリズンブレイクの方に決めました。
それでは、レビューのほうを書いていこうかな。
3行でわかる『プリズンブレイク』
要人殺しの疑いをかけられ捕まってしまった兄を、
天才的な頭脳を持つ弟が脱獄計画を立て、見事脱獄させる。
その後も闇の組織やさまざまなものから逃げまくる人間不信ドラマ。
3分でわかる『プリズンブレイク』の詳細なあらすじ
全4シーズン。81話。
プリズンブレイク シーズン1
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マイケル・スコフィールドは建築技師。人生は上々、すべてが上手くいっていた。しかし、そんな彼の兄のリンカーン・バローズがある日、副大統領の弟を殺した容疑で捕まってしまった。裁判所の判決は死刑。
最初は兄の行動に失望していたマイケルだったが、面会をしていくうちに兄のリンカーンは犯人ではなく、罠にはめられ無実だということがわかる。
無実を証明するためにさまざまな証拠などを探してみるが、調べれば調べるほどリンカーンが犯人だと言っているような証拠しか出てこない。真犯人は何一つ痕跡を残していないのだ。刻々と迫る死刑執行日。
しかし、マイケルには最後の手段があった。リンカーンが収容されているフォックスリバー刑務所はマイケルが設計に関係した建造物だった。そこでマイケルは自分の全身に刑務所の設計図を刺青で書き込み、綿密に脱獄計画を立てた。
すべての準備が整った後、マイケルは自宅を片付け、銀行強盗に入る。何発かの銃弾を天井に叩き込んだ後、逮捕され、マイケルはフォックスリバーに収容された。
そこからマイケルとリンカーン、その他もろもろの囚人を巻き込んだ脱獄劇が始まる…。
プリズンブレイク シーズン2
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無事、フォックスリバー刑務所を脱獄した、マイケル、リンカーン、そしてマイケルと同じ部屋だったフェルナンド・スクレ、調達人のシーノート、囚人達のボス的立場にあるジョン・アブルッチ、極悪人のティーバッグ、統合失調症のヘイワイヤー、スリの天才のトゥイーナーの8人。彼らはフォックスリバー8と呼ばれ、FBIの標的になった。
FBIの指揮を執る天才的頭脳の持ち主アレクサンダー・マホーン捜査官はマイケルの体に刻まれた刺青の写真を見て、その意味を読み取った。マイケルたちはそれぞれ脱獄後の生計を立てるため、一緒に脱獄しようとして途中で絶命したチャールズ・ウエストモアランドが隠した500万ドルの大金の隠し場所へ向かう。
その先々でマホーンは彼らを捕らえにかかり、ジョン・アブルッチ、トゥイーナー、ヘイワイヤーは殺されてしまった。マホーン捜査官は逮捕することが目的ではなく、彼ら8人すべての命を奪うことが目的だったのだ。
マホーン捜査官はある闇の組織に属し、その手先だった。闇の組織はリンカーンをハメた張本人。マイケルとリンカーンたちはFBIや闇の組織、そして彼らの首にかけられた懸賞金を狙って追いかけてくる元フォックスリバーの刑務所長、ブラッド・ベリックなどの追跡を抜けながら、リンカーンの無実を晴らすための証拠を手に入れようと努力する。
さらにマイケルは刑務所脱獄の際に巻き込んで、罪に問われてしまっている女性医師サラ・タンクレディを一緒に逃亡に加えた。
徐々に明らかになる闇の組織の存在。マイケルとリンカーンが小さいころに居場所をくらませた父親が現れ、さらに真相に近づく。刺青の計画を実行し、海外逃亡まで後一歩。
あとは飛行機に乗るだけという場面になったが…
プリズンブレイク シーズン3
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闇の組織の幹部を殺してしまったサラの罪を被り、マイケルは警察に捕まってしまった。その収容先はSONA刑務所。マイケルが収容される1年前に暴動が起きてから看守が房の中には存在しておらず、囚人達が統治している荒れ果てた刑務所だった。
暴力だけが力を持ち、死者が出ることも日常茶飯事。この刑務所に収容された囚人は誰一人として生きて出られたものがいないというほど悪名高い刑務所だった。
そんな刑務所に入れられたマイケルの元に面会に来たリンカーンから、不幸な事実を告げられる。闇の組織にリンカーンの子供とマイケルの最愛の人、サラが人質としてとらわれてしまったというのだ。
助けて欲しくば、1週間以内にジェームズ・ウィスラーという囚人を見つけ、脱獄をしろとの事。マイケルは、先に捕まって囚人となっていたマホーンやティーバッグ、ブラッド・ベリックとともに成功は難しいとされているSONA刑務所からの脱獄を試みるのだが…。
プリズンブレイク シーズン4
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SONA刑務所から脱獄に成功したマイケル。サラを組織に殺された恨みを晴らすため、殺した本人であるグレッチェン・ルイーズ・モーガンを探し回る。ジェームズ・ウィスラーとともに行動をしているグレッチェンを発見し、ついに仇を取れる瞬間、グレッチェンはサラが生きていると証言する。
その言葉に揺られ、グレッチェンをとり逃してしまう。サラの居場所を求め、探し回るマイケルはある情報を手に入れ、その場所に向かうとそこにはマホーンがいた。マホーンからスキュラというデータカードの存在を聞き、マホーンに連れられジェームズ・ウィスラーにサラの話とスキュラの話を聞く。
その瞬間、ジェームズ・ウィスラーは殺害され、ウィスラーが持っていたスキュラを奪われてしまう。
その他のメンバーも常に追われる身ではありながら、幸せに過ごしていたが何かしらの事件に巻き込まれ、再び捕まってしまう。しかし、国土安全保障省のドナルド・セルフという人間があるミッションをこなしてくれたらそれぞれの刑期を免除するとの約束をしてきた。
それがスキュラを集めること。スキュラには闇の組織を壊滅させるほどの秘密が隠されているらしく、闇の組織を倒そうとするグループにドナルド・セルフは属しているというのだ。闇の組織を倒そうとするグループには過去にマイケルの父親や、先日殺されたウィスラーも属していた。
ウィスラーが殺されてしまった時点で計画は途切れてしまいそうになった所をドナルド・セルフが引き継いだ。セルフはマイケル、リンカーン、マホーン、スクレ、ベリック、そして実は生き延びていたサラを集め、チームを組ませた。
闇の組織と戦いながらスキュラを集めるマイケルたち。そしてついにリンカーンをハメた闇の組織のトップ、将軍と呼ばれる人間にも打ち勝ち、スキュラをすべて回収した。
これでついに、自由の身だ。メンバーはそう安堵し、集めたスキュラをセルフに渡し、免除の書類を受け取る。長かった逃亡生活もこれで終わり。書類が入っている封筒をあけ、中を見る。
しかし、そこにあったのは白紙の束。
マイケルたちは見事ハメられ、セルフはスキュラを持って逃げてしまったのだ。再びスキュラを奪い返そうとするマイケルたちだったが、そのころ、マイケルの体には異変が起きていた。脳腫瘍だ。母親も同じ病気で死んだらしく遺伝性のものらしい。
スキュラを追っている最中に脳腫瘍が悪化し、倒れてしまったマイケルを闇の組織は拉致した。そして将軍はリンカーンにマイケルの病気の手術をしてあげる代わりに組織の一員としてスキュラを取り返せと取引を持ちかけてきた。
マイケルを思うリンカーンはその取引を飲み込み、マイケルは一命を取りとめ、リンカーンはティーバッグとグレッチェンとともにスキュラを探すことになった。
マイケルは動けるようになると、リンカーンの行動に絶望し、兄を止めるためにサラとともにスキュラを探すことにした。
スキュラはセルフの手から奪われ、新たな勢力へとわたっていた。
その新たな勢力とは、死んだはずのマイケルたちの母親、クリスティーナ・ローズ・スコフィールド。彼女は元、闇の組織の一員だったが、将軍を裏切り、スキュラによって世界を動かそうとしていた。
マイケルと闇の組織、そしてクリスティーナ。三つの勢力がスキュラをめぐって交錯する。
はたして、スキュラの行方は、そしてマイケルたちは無事、自由の身を手に入れられることが出来るのであろうか…。
プリズンブレイク ファイナル・ブレイク
プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク [Blu-ray]
マイケルとサラは結婚式を挙げていた。リンカーンやスクレなども宴を楽しみ、みんなハッピーな時を過ごしていた。しかし、そこへやってくる警察。なんと、サラに殺害容疑がかけられ、サラは逮捕されてしまった。
女子刑務所内でサラは嫌われ者。女性の看守はサラが過去にマイケルを逃がしたときに巻き込まれた看守達の彼女で、復讐心に燃えていた。さらには捕まった将軍が死刑は逃れられない身によって、マイケルに復讐をしようとサラの首に10万ドルの懸賞金をかけ、女性囚人達にサラの命を狙わせた。
サラに面会し、ボコボコの顔を見たマイケルは、サラを脱獄させることを計画する。しかし、マイケルは警察たちにマークされている。しかも、治ったはずの病気にまたもや蝕まれていた。
そんな最悪の状況で、マイケルの最後の脱獄計画が始まる…。
『プリズンブレイク』のおすすめポイント
とにかくマイケル・スコフィールドが最強です。どんな逆境もものともしない。彼がいればなんとかなる気がする。シーズン4ぐらいになるとそれがもうみんなマイケル頼みなのがわかってきて、マイケル、マイケル、マイケルはどこだとマイケルありきな感じになります。
その分、兄貴のリンカーンが本当にダメダメな感じで毎回毎回、この兄貴の失敗でトラブルに巻き込まれます。このゴリラ、マジで使えねー!!とか見ながらにして思っていたら、なんとちゃんと設定がしてありました。
マジか!最初っから伏線だったのかよ!っていうぐらいにその設定には驚きました。
海外ドラマってものすごく長く続いて収拾つかなくなりそうな気がしますが、このプリズンブレイクに関しては収集がついちゃうんですよね。シーズン1での設定がまさか最後に効いてくるとは。積み重ねてきたドミノが最後にはちゃんと転がるみたいに綺麗に。
あと、このドラマ、脇役がすこぶる魅力的です。まさにドラゴンボール形式なんですよ。ドラゴンボールもすべて最初は敵として登場しますよね。ヤムチャ、クリリン、天津飯、餃子、ピッコロ、ベジータと最初は敵だったのに、どんどん強いライバル達が仲間になっていきます。
そんな感じなのと一緒で、最初は敵だったのに、脱獄という同じ目標をこなすために囚人達は仲間になっていき、最初は追う側の警察で敵だったはずのマホーンやベリックも、強大な闇の組織と戦うために仲間になります。
しかも、登場時はコイツ!まじなんなの!!ちょームカツク!!あぁ!!!っていうぐらい嫌なヤツだったはずなのに、最後まで見ると愛着がわいてしまって、好感度さえ感じてしまう。
いい例で言えば、フォックスリバー刑務所所長のベリックです。刑務所内では権力を振りかざし、囚人達から金品を巻き上げ、私腹を増やしていた嫌なヤツだったんです。シーズン2ではマイケルの脱獄の責任を取って免職処分を受け、マイケルに復讐をしようとマイケルが追う大金を横取りしたりもするんですが、シーズン3で逮捕され、マイケルと一緒に脱獄を企てようとしてからは徐々に心を入れ替え、シーズン4では完全にいいやつとして散っていきました。
あんまり人気ないみたいですけどね。僕はベリックが一番好きでした。最初はすんごく嫌なやつだったのに。
そんな感じで、とにかく最初は敵だったのに、気がつけば仲間になっている形式がすごく上手いドラマで、それが最大の魅力だと思います。
あ、あとは逆に仲間だと思っていたやつが悪者だったりする24形式の裏切りもしょっちゅうなので人間不信になります。
まとめ
というわけで、プリズンブレイク全部見てみた感想でした。まぁ、正直長すぎる感じはあるのでシーズン3とかでちょっと中だるみはしますが、シーズン4で巻き返し、最後までみたら、やっぱり感動すると思います。
マイケル・スコフィールドを含め、どんな脇役にも一花持たせているストーリーなので、登場人物が本当に魅力的なものばかり。
本当に脱出できるのか、逃げ切ることが出来るのか?ハラハラしながらマイケルの見事な策略に酔いしれてください。見ている僕らも騙されます。
ぜひ、Huluに加入していたらプリズンブレイクを見てみてくださいませ。きっとハマるはずです。まぁ、Amazonでボックス買っても後悔しないレベルです。むちゃくちゃ高いですけど…。
ではでは、おすすめ海外ドラマ『プリズンブレイク』のレビューでした。
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