四国歩き遍路日記38日目。この旅の記録は以前、統合失調症の僕が歩きお遍路の旅をしながらその場で公開していた日記ですが、諸事情により公開を辞めてしまったものを再編集したものです。
今まで過去に書いた記事を修正しては公開していきましたが、実のところ、今日の記事が公開を辞めた主な原因となった記事なのです。まぁ、もちろんのこと、本日の記事も修正した物を公開するので、これを読んだあなたは一体どこが問題なのかわからないかもしれませんが。
ただ、それについてはちゃんと、このお遍路日記シリーズの最後の方で詳細に書くつもりでいますので、よろしければそれまでお付き合いくださいませ。
ということで、お遍路日記シリーズも後半戦に入りました。ここからは過去に公開していない新しい内容がメインになると思います。ではでは、再編集版よろしくどうぞ。
四国歩き遍路日記38日目のまえがき
『四国歩き遍路日記38日目』になりました。天気がやっと晴れてくれたので、今日は仕事が捗ります。
スズメバチにビビッて逃げ出したり、刺身をじーやんにあげたり、徳島ラーメンを食べたり色々とありましたが、やっぱり今日の一番の出来事は鹿とアナグマでしょう!
写真撮影が下手くそで、なおかつ機械の調子が悪くて、うまく動物を捉えることが出来なかった僕のiPhoneがついに、その姿をきれいに捉えたのです!!
→他の日の四国歩き遍路日記はこちらにまとまっています、合わせてどうぞ。
※復刻にあたり、旅先で沢山写真を撮ったものをアップすることにしました。Facebookの方へ高画質のアルバムを作りましたのでよろしければ御覧くださいませ。
干し芋日和の晴れた空
雨が上がり、空が晴れる。今日は鳴門金時の干し芋日和だと、先生は早くから起きて色々と準備をしていた。先生よりも後に起きるとなんとなく申し訳ない気分になるのはどうしてだろう。
もっと早く起きなければ。
そんな事を考えながら僕は、いつものルーティンワークに入る。
いつものルーティンワークっつってもまだ4日目じゃないか!?という声が飛んできそうだが、3日坊主で終わらなかった素振り!
ビュンビュンビュンと、良い音を立て空を切る棒。右で左で全力で振る棒。何に使われていたのかわからない棒!棒!棒!
ふう。良い運動になった。これでデップリと出てき始めたお腹も少しは引っ込むだろう。いいよね、素振り!
どんな状況でもカマドに火をつける
僕が素振りから戻ると先生はすでにカマドに火をつけていた。雨は上がったけれど、湿った空気で火が付きにくいだろうに、先生はひょいひょいっと簡単に火をつける。
あねさんが朝ごはんの準備が出来たよーと呼びに来たので、部屋に戻りご飯の時間だ。
今日の朝ごはんはこれ!鮭をメインにスクランブルエッグとおしんこでご飯をパクパクかきこむ。食べ終えた後はササっと洗い物をして、今日の作業に取り掛かる。
かじかむ指と温度計
まず僕は先生の指示に従い、大きなバケツとパン箱を洗う。長いホースから流れ出る水。それはもうキンキンである。て、手が冷てーーー!!!
カメノコタワシとスポンジでゴシゴシするのだが、その手の感覚はほとんどない。
一体いまは何度なのだろうか。そう思った僕は外壁に備え付けてある温度計を見てみた。
ん?
8.5℃か…。あれ?思ったより寒くない。水が冷たいのに。気温と水の温度ってどっちのほうが低いんだろう。水って温まりにくく冷めにくいって理科で習ったよね。
って事はさ、水自体にはそれを温める熱量は存在しないのだから、外の気温と同じ温度になろうとすると思うんだ。んで、きっと今は太陽が出てきて夜の気温の時より温かくなってきているわけだから、おそらく水の温度の方が温まりにくい分冷たい。
という事でおそらくこの水は4〜7℃ぐらいなんじゃないかな。
夏場に飲むと美味しいとされている温度が5℃らしいから、つまりはあれだ。冷蔵庫から出したばっかりの麦茶のような温度で今、バケツを洗っているのだ。
夏場ならいいけれど、やっぱりこの季節ではきつい!!手のひらも真っ赤になったぜ!!
洗い終わったものを逆さにして干す。本当にバケツと山の景色は映えるなぁ。
僕は洗い終わりましたと先生に告げに行く。「自分の好きなことやっていいよ」と言われたので、よし来た!僕はあれをすることにしたのである。
あれとは?
昨日ダイソーで買った掃除道具と、あねさんに言って出してもらった重曹を身につけトイレへ向かう僕。ここにはトイレが二箇所あるのだが、現在僕しか使っていない方のトイレを掃除するのだ。
前々から気になっていた。このトイレ誰も使ってないし、誰も掃除してなくね!?と。きれい好きというわけではないのだが、家にいる時も時折トイレ掃除をしたくなる僕はまさに今、この時にスイッチが入ったのだった。
トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで♪
という歌が流行ったけれど、その話とは別に、僕が今まで出会って来た会社のお偉いさん方はみんなトイレ掃除を熱心にしていた。その理由はなんでだろう?なんて思っていたけれど、ずいぶん昔に読んだ本、夢をかなえるゾウに書いてあった説が一番納得した。
トイレ掃除。普通、それはみんなが嫌がる事だ。みんなが嫌がるという事はみんながやらない事だ。みんながやることを同じようにやっていては何も差がつかない。みんながやらない事をやるからこそ差がつくのである。
ということで、会社のお偉いさん方はみんながやらないトイレ掃除を率先してやるからこそ、みんなよりも偉い位置にいるというわけだね。
まぁ、僕は偉くなりたいというわけではないが、みんなと同じことが出来ない。みんなと一緒に楽しめないというのが悩みなわけだけれど。それならいっそ、その逆の道をひたすら極めていったらいいのではなかろうか?そんなふうに考えるようになった。
…長々と話をしてしまったが、という事でここ数年の僕は、みんながあまり好きではないというものを率先して好きになる努力をしているのだ。トイレ掃除。これが好きという人は少ないであろう。
なので、レッツ、楽しくトイレ掃除!である。
まずは小便器に取り掛かる。
うおお。改めて見るとなかなか黄ばんでおる。…人間の要らないものを流し続けるとここまでの汚れになるのか。よーし。やってやろうじゃないの。
僕は重曹をふりかけ全力でこすり始めた。
うおおおーーー!クリリンの事かぁ!!!!あたたたたたた!!!北斗百烈拳!!ペガサス流星拳!スタープラチナぁぁぁあオラオラオラオラ!!(ジャンプ黄金期世代)
ふう。悪の組織トイレノキバミンはほぼ壊滅しました。…まだ汚れているような気もするが、限界点らしい。しかし、まだまだ世界中で苦しむ人の為に闘え!ノグライダーWC!
次は大便器だ!新たな敵の登場!今回も同じように重曹をふりかけるが、便座などはブラシで洗う事が出来ない。
そんな時はどうするか!?
トイレットペーパーだぁー!!トイレットペーパーをクルクルと手に巻きつけ、ペーパーハンドに改造されたノグライダーWCは便器超獣ベンザリオンと闘う。
うおぉー!!必殺!タダノマサーツ!しゅごごごごごー!!
ベンザリオンは口を開け、最後の抵抗を見せる。ノグライダーWCは天空の粉ジュウソウと伝説の剣ダイソーブラシの二刀流を武器に最終決戦に挑む!
うるぁぁーーー!!!ズバッシュ!グワァラキーン!ゴゴゴゴゴー…。ハラホロヒレハレぇぇぇえええ〜!!
ふふふ。アクは滅びた。再び汚れるまで、ゆっくり使わせてもらおう。ありがとう!トイレ洗隊ノグレンジャー!!
ふう。楽しくトイレ掃除終了。見事完遂。明日からまた気持ちよくトイレを使うことが出来るようになった。
ちなみに、ちゃんと手洗場も綺麗にしたよ。えっへん!
香る木をくわえる
トイレ掃除から戻ると、先生はカマドの前でゆっくりと景色を眺めていた。その口には尾根に行った時に僕が拾ってきたいい匂いのする木の枝を口にくわえている。
ほほう。僕も真似てみよう。僕は木の枝をくわえて、鳴門金時の干し芋を干しに行く。うん。ドカベンの岩鬼正美の気分だ。いい香り。グワァラキーン。
素晴らしい景色の中で作る干し芋は芋の輝きが違うぜ!
ふう。結構長い間トイレ掃除をしていたらしい。もうお昼だ。
パスタブーム
この前、僕のリクエストでパスタを作ってもらったのだけれど、今日もパスタだ。あねさんは先生の末っ子さんから送られてくる料理の写真の影響を受けたらしい。
パスタ大好きな僕としては喜ばしい限り。
うーん。美味しすぎて食べ過ぎてしまう…。パスタは、魔性だ。
洗うの大好き
さて、午後の仕事だけれど、先生はカマドの方の作業を終えたようなので僕はでーーっかい釜を洗った。
これ、相当重たいのだよ。うん。下を持つと真っ黒のススが付いちゃうから上の部分をつまんで持たないといけない。指の力鍛えられるなぁ〜。
干しいもを運ぶ時に使ったパン箱も一緒に洗った。
うひょー。冷てぇーー。本日二度目ぇー!!でも綺麗になるのは気持ち良いよね。冷たいのも慣れてくると、冷たくて気持ちいいと思えるようになってくる。洗い物はなんか好きだ。
スズメバチとカリン…
洗い物を終えると僕はやる事がなくなってしまったので、お昼に先生があねさんに言っていたカリンを代わりに拾いに行く事にした。
この山には無数のカリンの木があるのだが、気がつけばポコポコカリンが落ちてしまっているから拾っておけとの事。あねさんは忙しくてもぎに行く暇がないらしい。
時折先生はあねさんの仕事の遅さにイライラする事があり、カリンについても昼食時にちょっと険悪なムードが漂っていた。なので、ひっそりと僕が拾っておくことにしよう。えっへん。
空のコンテナを持ってカリンの木のある場所へ山を下る。カリンの香りが一面に広がり、ここだとすぐにわかる。
あ。あれか。よし、落ちているのだけじゃなく、手が届く所はもぎ取って行こう。
そう思い木に近づくと耳で嫌な音が聞こえる。
ブゥーン。
ああああああああああああああ!!!!ス、スズメバチだぁ!!
先日、僕が怖がって縮こまっている間に先生はこのスズメバチを手のひらに乗せていたが、怖いものは怖い。
ごめんごめんごめんごめんごめん!!奪うつもりはないんだよ。どうぞどうぞ!と僕は騒ぎながら一目散に退散する。
とりあえず土に落ちているのを拾ってすぐに帰ろう。結果、カリン2個の収穫なり。
ふー。怖かった。
鳴門金時と鳥のエサ
僕はあねさんに、“カリン拾ってきました。全然落ちてなかったです。”と冷静を装い告げた。これは嘘ではない。落ちていたものは拾ったのだ。木になっていた物をもげなかっただけである。
そして再び干し芋を干しに二階にあがった。そうだ。カリンを拾うのは僕の仕事ではないのだ。僕は力仕事。干し芋を運ぶことに専念しよう。そんな事を思いながら眺めた二階からの景色。なんと神々しい光!鳴門金時に差し込む光は輝いていた。
ぜひともその時の景色を見せたいと思うのだが、商品が写ってしまうのでお見せできないのが残念だ。
僕はすべての干し芋を干し終えた後、先生のいる下の場所へ降りて行った。
すると先生が何やらドリルで木の柵に打ち込んでいる。ドララララララ!!
な、何をするんだろう。
あ。ヒマワリの種だ。
先生の知り合いが植えているヒマワリから採れた種をよくもらうらしい。
それで鳥のエサ台を作り、ここにやってくるヤマガラという鳥を手なづけようとしているのだ。前に見せてもらったお店のポスターで先生は確かに手のひらに鳥を乗せていた。
スズメバチやら鳥やら何でも手なづけちゃうんだな。本当に仙人みたいな人だ。朝にバケツを干してあった所が午後にはすっかりヒマワリの種を置けるように変身しているのだから、魔法使いと言ってもいいかもしれない。
いつかバードウオッチングをさせてもらう事にしよう。楽しみだ。はよこいヤマガラさん。
お刺身とじーやん
さて、仕事もひと段落したようなのでこれから山を降りる事になった。その時に山の麓に住んでいるじーやんに刺身を届ける。じーやんの事は確か前にも旅日記の中で紹介したと思う。
パチとショウチュウさえあればシアワセという人だ。前にユコウという果物をくれた人。一人で暮らしているので、ちょこちょこ先生は声をかけに用を作っては家に寄るようにしているのだ。
先生は「なるべく高い魚だと思わせなくちゃ」と半額のシールをはがしながら笑う。先生の笑う顔は非常に魅力的だ。考えてみれば歯並びもきれいなんだよな。健康な人は歯からとか言うけど、先生を見ていると確かにそうだと思う。
そして半額シールをはがした立派な和歌山県産のびんちょうまぐろを携え、先生と二人、山を降り始めたのだが…。
何かに見られている
じーやんのもとへ向かっている途中、僕はうわぁっ!!と驚いてしまった。外の景色を眺めていると突然なにかの目線を感じたのだ。 確かになにかに見られた!!
僕の叫び声にブレーキを踏む先生。
ソロソロとゆっくり車を走らせる。
し、鹿だ!鹿がこちらを覗いている。先程の写真の左下に小さく鹿が写っているのだ。
「半額シールをはがしたのを見たぞ」とでも言いたげな眼差し。
なんだい!文句でもあるのかね!とにらみ返すと、
「ま、僕にくれないならいいけどさ」と踵を返し去っていった。
ふう。マジマジとこっちを見ていたのなんてはじめてだったのでビックリしてしまったよ。
その後、じーやんの家に到着するが、じーやんは案の定パチに出掛けていた。お刺身を痛まない所に置いて先に進む。
夕暮れの鴨の湯
この時間帯の鴨の湯は非常に混んでいる。
人はごった返し、各それぞれで農業の話や天気の話、パチの話などをしている。僕は静かに露天風呂のいつもの場所を確保し、ゆっくりと今日の疲れを癒す。
夕暮れが徐々に闇に飲まれていく。
あぁ。腹が減ったなぁ…。
徳島ラーメンに1番近い味
お風呂後に先生は「徳島ラーメンに1番近い味のお店に連れて行ってあげよう」と言った。これまでラーメン屋さんには「福福」と「鴨蔵」という所に連れて行ってもらった。
まぁ、詳しく言えば王将でもラーメンを食べたのだけれど、あれはチェーン店だからカウントしないとして、僕が昔、徳島に来た時に食べた徳島ラーメンはそのどのお店とも違っていて、すき焼きのお肉みたいなのが入っていたのだ。
そして生卵がぽとりと落とされているのが妙に印象に残っているラーメンだった。僕の中での“徳島ラーメン”とはまさにそのラーメンの事なのであるが、こっちに来て連れて行ってもらった「福福」、「鴨蔵」とそれはそれは美味いラーメンだったので、徳島ラーメンというか、徳島のラーメンってレベル高いんだなという印象になっていた。
そんなときの先生の一言「徳島ラーメンに1番近い味のお店に連れて行ってあげよう」である。僕の期待は膨れ上がる。
そして…
写真ブレブレで申し訳ないけれど、その場所がこの「頂点」というお店なのだ。これはなんともすごい名前をつけたものだと僕は思った。さらに店の看板を見てみると…
徳島肉入り!!
おおお!!これはまさしく僕の記憶の中にある徳島ラーメンのことか!?徳島肉とは、すき焼きのお肉の事ですよね!?
と思いながら僕は店に入る。
おお。
メニューを見ると、まさにすき焼きのお肉っぽい肉が入ったラーメンが見えた。売上第1位、徳島のソウルフード。ぶっちぎりの1番人気!!と書いてあった。
ただ。
卵がなぁ…。ゆで卵なんだよなぁ…。僕の思い出の中で強烈に焼き付いているのは生卵なのである。
なんか思っていたんと違うと思った僕は次のページをめくる。
そして目に飛び込んできた次の商品。
「元祖」にして「頂点」!!
うむ。これにしよう。なんていうかやっぱり「頂点」って響きがいい。このお店の一番ええやつって事でしょう?思い出の中のラーメンに出逢いたければ、ぶっちゃけ前に食べに行った「いのたに」へ行けばいいだけなのだ。
先生は言った。「徳島ラーメンに1番近い味のお店」と。近いであって、そのものではない。ならば、わざわざ近い味を食べずとも、そこで一番美味しいと思われるラーメンを食べるべきだなと判断したのだ。
ということでね、中華そば大700円を注文したよ。
うむ。見た目は普通。これで大?と思う量ではあるが。横を見ると…
一風堂のようなもやしがあるので、これで腹をカバーしよう。
調べてみると徳島ラーメンは基本的に「ご飯のおかず」として食べるものらしく、通常のラーメンに比べて量がやや少なめなのがデフォルトなんだってさ。
なので、これで大?なんて思ったけど、量的にはこれが徳島の標準なのかもしれない。
スープはこんな感じ。
どうやら、徳島ラーメンには「茶系」「黄系」「白系」と三種類のスープの系統があるらしい。生卵を入れるのは「茶系」だそうで、僕が昔に食べたのはこの典型的な茶系の徳島ラーメンだったのだな。
おそらくこれは白系と呼ばれるとんこつ醤油のらーめんなのだ。…違うかな。茶色いスープって言えば茶色って言えるしなぁ。まぁ、大切なのはジャンル分けじゃなくて味だよね!!
という事で食べてみよう。
麺はこんな感じ。
チャーシューはこんな感じ。
ふう。全部食べてしまった。スープは美味しいが、都内でも食べられそうな味だ。特別美味い!ここでしか食べられない!というラーメンではないかと思う。
それにやっぱり、徳島独特のラーメンとなると茶系のスープがいいかな。麺もあんまり特徴がない。
量と味で考えてみても、前に食べた福福ラーメンの方をおすすめしたい。
福福ラーメンはここの記事で紹介してあった気がするので良かったらご覧くださいませ。
ちなみに夕飯時と言うのに店内は空いていた。味がだいぶ変わってしまって値段も上がり量が減ったと先生はおっしゃっていた。ラーメン屋の経営も難しいものだ。
地元の人は正直で、ちょっと経営者よりの考えが見えるとすぐに去っていってしまう。
うん。ラーメン屋は大変だなぁ。
アナグマや、振り返りつつ、消えていく
腹を満たし、少々の買い物をスーパーで済ました後、山の上に戻る。
その途中の事であった。
あ!なんかいる!
僕はすぐにスマホを取り出し動画を撮る。
アナグマだ。か、かわいい!
こちらをチラチラ振り返りながら一定の距離をとるアナグマ。僕はいつも写真を撮るのが下手くそなので、動画で撮影してみた。
おお。意外とよく撮れているではないか。これはYouTubeに投稿しよう。
良かったら見てやってください。アナグマの可愛さを。
アナグマは縦に逃げられないと判断すると、ササっと横の草むらに逃げていった。あぁ、可愛かった。
こっちみんな!
アナグマの撮影を終えて、山の道を登っていく。そのすぐ後の事。
し、鹿がこっちを見てる!うわぁっ!!さっきのか!?さっきのやつなのか!?
もう刺身は持っていないぞ。こっちみんな!(゚д゚)
僕は頭につけたヘッドライトで鹿を照らし写真撮影。しかし、鹿は全く動じない。ずっとこっち見てる。
なんなんだよ、まったく。
逃げない鹿を通り過ぎ、再び山を登る。鹿の目に、ビビッて登る、山の道。
四国歩き遍路日記38日目まとめ
山の上の小屋に戻った僕と先生は、スーパーで買ったお好み焼きを半分こにして、食べながらブログの記事を書いた。
あねさんは今日は実家に帰って泊まる日なのでいない。
2人でうんうん言いながら記事を書いていく。先生のブログの方のアクセスも安定して入って来れば、だいぶ収入が上がってくると思うのだが、年内に50個記事が書けるかしら。
1つの記事を更新するのもなかなかな時間と労力がかかってしまう。でもそれだけ苦心して書いているものだからこそ、みんなに読んでもらいたい。
記事を書いた後は灰のように眠る『四国歩き遍路日記38日目』の夜。