自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅ラスト。
前回は通った道などをまとめた記事になりましたが、今回はロードバイクの旅で感じたことやおすすめの野宿場所、泊まって良かったホテル、美味しかった食べ物、心動かされた景色、そして旅のその後などなどをまとめていきたいと思います。
引きこもり脱出の旅と銘打って始めた旅でしたが、僕は一体どう変わったのか。本当に引きこもりを脱出することが出来たのか。はたまた自分探しとよく言うように自分は見つかったのか。
また、これからロードバイクの旅をしたいと思っているあなたや、旅ブログを書いてみたいと思うあなたへのアドバイスなどが出来たら良いなと思います。
(※あ、この記事は旅のすぐ後に書いたものを下敷きにしておりますが、その後ものすごく加筆しております。なので僕のブログを継続的に読んでくれている人にとっては、どんな結果になったのかわかってしまうかもしれませんが、どうかお許しを)
という事で36回続いた引きこもり脱出の旅の記事もこれでついにラスト。部屋の窓にソーラーパネルをぶら下げながら、ロードバイクを語りますぜ。自転車で西日本一周の旅。いざ、引きこもり脱出!
自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅まとめ後編
所要時間 | 297 時間 32 分 44 秒 |
合計距離 | 3248.5 km |
平均速度 | 10.9 km/時間 |
最高速度 | 59 km/時間 |
最大標高 | 530 m |
最小標高 | -108 m |
西日本一周について
えー、今回ロードバイクに乗って西日本一周を行ってきたわけですが、表現としてこれは正しかったのだろうか?と思っておりました。西日本って言ったら九州も入らねばならないよな…と。
それに四国の方も上っ面をなぞっただけですし。正しくは西本州一周の旅ということになるのでしょうかね。
ただ、「西本州」という言葉はおそらくあまり使われない言葉なので検索してもらえないだろうし、せっかく書いているのだから読まれたいと思っていたので、「西日本一周」という事にしました。
ちなみに日本一周をしている人は1年間で100人ぐらいだそうです。
目的や手段は様々ですが、その人によって日本一周の定義も結構バラバラで、海沿いを走る人や各県の県庁を制覇する人、はたまた何度も家に戻って日にちを開けて分割して制覇する人もいるみたいです。
そう考えると僕の西日本一周も分割で考えてもいいかなと思いまして。いつかまた九州と四国を周る事もあるかもしれません。
…とは言え、旅に必要なのは時間とお金です。今回の旅で自由気ままにお金を使っていたので、結構出費がかさみました。最後の方で日本一周をしている人の話を聞いて、僕がいかに贅沢な旅をしていたのかを思い知りました。
多分飲み物だけでも100本ぐらい飲んだんじゃないでしょうか。自販機で買ったとして単純計算で15000円ですね。1ヶ月ちょっとでそのぐらい使っているので、普通の生活から考えるとやっぱり贅沢です。
1ヶ月の食費ぐらいの値段を飲み物だけで消費してしまっていて、その他にも食事代はかかっているし、ホテルにも泊まっているのでやっぱり旅は贅沢な娯楽なのです。
まぁ、昔は家がなくても野宿すれば生きていける!なんて思っていた時期がありましたが、下手すると家で生活するよりも野宿はお金はかかるかもしれません。
ちなみに日本一周をしている人は自前のボトルみたいなのを持っていて、そこに公園やらコンビニやらで水をくんで飲み物代を節約しておりました。
次の旅の時は飲み物代だけでも節約せねばね。
さてさて、前置きはこのくらいにしてここからは旅をしていて、ぜひともあなたに教えたくなった事の話をしていこうと思います。
引きこもり脱出の旅で安全にテントを張れたおすすめ野宿場所
野宿について
野宿。それは日常から非日常へ踏み出す第一歩。ぶっちゃけ僕はこの旅に出るまでキャンプなぞした事なかったですし、野宿もしたことがありませんでした。
…あ、中学校の時に家でして友達の家の屋上にタオルケットにくるまって寝たことはあったかな。
しかし、本格的な野宿になると経験など全くの皆無。自転車の旅の定番である野宿に対してある種の恐怖感みたいなものを持ったまま旅に出ました。
僕は基本的に旅行もしない人間で無計画な性格なので旅に出る前に、ここらへんで野宿が出来そうだみたいな目星は全く付けませんでした。
いきあたりばったりと言えば聞こえは悪いですが、なんとかなるだろう精神の男なのです。
んで、やっぱり初日から無計画で出発は遅いし、熱海のホテルは高いしで、野宿することになって、最初は本当にドキドキでした。
公園を見つけて、なるべく草が高く茂っていて周りからテントが見えないところを探すのに一苦労をしましたし、家で何度か練習はしてきたけれど、暗闇の中でテントを作るのも一苦労(ヘッドライト、まじ便利)。
テントの中に入ってみたものの、目を閉じてしまうと外の雰囲気満載で、虫の音や人の気配がマジマジと聞こえてきます。
テントは言わばプライベートスペースのハズなんですが、全くプライベート感がなくて、むしろ視界をテント一枚で覆ってしまうことで全く外で何が起きているのかわからない恐怖感だけが襲ってきます。
もしかして、テントの外に出たら、みんなに囲まれているのではなかろうか?警官などに職質されるかもしれない…みたいなね。
という事でここにテント張っても良いのかな?と心配するのが案外ストレスだと初日に学んだ僕は、出来る限りキャンプ場を探すようになったのです。
まぁ、最後の方はキャンプ場よりも道の駅の方が見つけやすかったので、道の駅生活をしていましたが。
そこでこれから野宿をしてみたい!と思うあなたのためにいくつか良かった野宿場所を紹介しておきます。
おすすめ野宿場所:柳茶屋キャンプ場(鳥取)

評価: 4.0ここには2日間泊まりました。山の上なのでちょっとチャリだと疲れるけれども、広いし、水はあるし、木に囲まれているので風もそれほど強くありません。僕はここで素晴らしい出会いが2回ありました。鳥取の人はみんな優しい!鳥取砂丘も近い!
おすすめ野宿場所:石見海浜公園無料キャンプ場(島根)

評価: 4.5有料と無料のキャンプ場が併設されていますが、無料でも充分最高です。目の前は海で景色も素晴らしい。コインシャワーもついていて2分200円で浴びることが出来ます。ここでも優しい人に出会いました。キャンプ場、最高かよ!
おすすめ野宿場所:角島大浜キャンプ場(山口)

評価: 3.5ここにも2日間滞在しました。天気が悪かっただけかもしれませんが、目の前が海で、周りには防風林の役割をしてくれる木がほとんどないので、風がむっちゃ強くてテントの設営場所に困りました。しかしそれでもここのキャンプ場は景色もいいし、近くにあるお食事処おおはまは超絶美味しいです。
おすすめ野宿場所:ときわ湖北キャンプ場(山口)

評価: 4.5ここはとにかく電源が使えるというありがた〜いキャンプ場です。目の前に広がる湖も夕方あたりに見ると幻想的な気分になれます。唯一の難点は予約する為の事務所がキャンプ場からちょっと遠いところですかね。それでもやっぱり電源が使えるキャンプ場は最高!
おすすめ野宿場所:緑の広場(徳島)

評価: 3.5ここは公園の中にある場所なので、あまりキャンプ場という感じはしません。普通、キャンプ場は山とか海の近くにあって利便性が乏しい場合が多いですが、町中にあるのでコンビニやらお店などが気軽に行けるというのが良い!近くのお店ですだちやなると金時いただいちゃいました。ありがとう徳島!
引きこもり脱出の旅で泊まって良かったホテル・ゲストハウス
ホテル・ゲストハウスについて
さて、おすすめ野宿場所の話をしていきましたが、旅を始めた時は2日か3日に1回ホテルに泊まろうと決めておりました。
なぜなら背中と前のかばんの上にソーラーパネルをつけて自転車を漕いではいたのですが、朝早くから夕暮れまでこぎ続けたとしても、そのうち電池が足りなくなってしまうからです。
旅先でブログを書いていた僕はノートパソコンの電源も必要でしたし、ナビやケータイ電話、デジタルカメラなどにも電気が必要でした。
たまに例外はありましたが、野宿だとどうしても夜の時間に電気を溜め込むことが出来なくなるため、ホテルに泊まる必要があったのです。
まぁ、途中からマックやスターバックスなどで電気が使えるってわかってからはホテルに泊まることもなくなりましたけどね。
あとはまぁ、自転車の旅をしていても洗濯物は存在します。その洗濯をするのにキャンプ場などの水道で洗って、テント内に干す事もしていましたが、ホテルに泊まるとコインランドリーで洗えたりするメリットもあるんですね。
そういうわけで僕はホテルを予約する時にそこにコインランドリーがあるかなども確認していました。
以上の事を踏まえて、あぁ、このホテル泊まって良かったなぁ、このゲストハウスは楽しかったなぁと思う場所を紹介していきたいと思います。
基本的にホテルとしての素晴らしさを求めるのであれば値段が高い所になってくると思うので、そういう基準ではなく値段が安いのにすごく満足出来た!という場所を選んでいます。
おすすめホテル・ゲストハウス:西焼津セントラルホテル(静岡)

評価: 4.0この旅で最初に泊まったホテル。何の予定も決めずに走り続けた結果、近くで安いホテルを探して焼津まで進路変更して行った所でしたが、後で振り返ってみるとここが全ての基準になっておりました。お出迎えの一杯という無料のサービスや、コインランドリー無料、立派な朝食バイキング付き。部屋も広くて1泊3700円。
おすすめホテル・ゲストハウス:松江シティホテル(島根)

評価: 3.5西洋チックな風貌でオシャレなホテル。部屋はちょびっと狭かったけれど一人で泊まるには充分。前の日が雨で遅れてしまったのだけれど、連絡したらしっかりと対応してくれました。僕はポイントとか使って1300円で泊まれました。NHKの連続ドラマ小説「だんだん」にも使われたそうです。
おすすめホテル・ゲストハウス:バックパッカーズ宮島(広島)

評価: 5.0この場所で初めてゲストハウスというのに泊まりました。ホテルと違って個室の部屋はないけれど、ここに泊まりに来る外国人のお客さんとの交流も出来るし、スタッフの人たちがみんな素晴らしい人達なので、ゲストハウスが好きになりました。値段も2500円とお安い!
おすすめホテル・ゲストハウス:ミカサスカサ(香川)

評価: 4.5ここのゲストハウスはバックパッカーズ宮島に比べると建物自体はアットホームな感じで大きくはないけれど、とにかく管理人さんが素晴らしいです。旅人を応援してくれます。香川に行ったら絶対にもう一度ここに来たいなと思える場所でした。やっぱりホテルとかって建物よりも人柄だなと実感しました。
引きこもり脱出の旅で美味しかった物
美味しい食べ物について
その土地で食べられる美味しいものを堪能することも旅の醍醐味のひとつだと思います。いつもなら頼まないようなものも旅に出ると食べてみたくなってしまう。
そんな心理状態で様々なものを食べて、この旅の中でいくつもの人生で一番美味しいもの達に出会えました。
「一番?盛り過ぎじゃない?」
なんて思われるかもしれませんが、ここはかなり個人的な評価が入っているのでご納得くださいませ。この記事を見て、あなたが実際に食べに行ったら大して美味しくなかった…なんて事もあるかもしれません。
実は、僕もこの旅で何度もケータイで調べて評価が高かったお店などを訪問しましたが、必ずしもそれが美味しいものだったとは限らなかったのです。
つまりは旅の醍醐味は美味しいものを食べるそれ自体ではなく、自分好みのものを発見することにあるのかもしれません。
という事で、僕好みの美味しい食べ物達を紹介していきたいと思います。
人生で一番美味しかった蕎麦:献上そば羽根屋『三色割子そば840円』(島根)

評価: 4.5完全にうどん派の僕でしたが、蕎麦ってこんなに美味しいの!?と思える蕎麦でした。この日は先に一軒、別の行列の出来る蕎麦屋さんで食べていたんですが、献上そば羽根屋には僕しかお客さんがいませんでした。それでもこっちの方が美味しいって思うのだから、やっぱり行列が出来るかどうかはそれほど味に直結しないのかもしれませんね。あまりに美味しかったのでそば好きの家族に、蕎麦よりも高い送料を払って送ってあげましたとさ。
人生で一番美味しかったうどん:長田 in 香の香『冷やしうどん大350円』(香川)

評価: 4.5うどんが大好きな僕は、この旅でいくつのうどん屋さんを訪れたことでしょう。その中でも身体に衝撃が走ったのは長田 in 香の香の出汁です。香川県に入って最初に食べたお店でしたが、香川のうどんってこんなに美味いの?!と度肝を抜きました。家にお土産を送って、家に帰ってきたときにその出汁で天丼を作られていた時には母と喧嘩をした程です。シンプルにうどんと出汁だけ。それだけで最高に美味しい!
この旅で一番美味しかったラーメン:朱華園『中華そば550円』(広島)

評価: 4.0正直、ご当地ラーメンというものを舐めておりました。結局都内で食べるラーメンの方が美味いんだものと。なので、あまりこの旅ではラーメンを選んで食べてこなかった気がします。ですが、朱華園の中華そばは想像の遥か上を越えたラーメンでした。尾道ラーメン恐るべし。
人生で一番美味しかった食べ物:お食事処おおはま『イカ刺し定食3150円』(山口)

評価: 5.0人生で食べた食べ物の中で一番何が美味しかった?と聞かれた時に、僕はいまだにこの山口県の角島に天気が悪くて1日滞在しなければならなかった時にたまたま偶然見つけたお食事処おおはまのイカ刺し定食の話をします。海鮮系の食べ物が苦手な僕がまさか人生1位に海鮮系の名前をあげるとは…。苦手を突き抜けてトップに君臨するほど美味しかったです!新鮮さって大事なんだね!
引きこもり脱出の旅で写真におすすめの綺麗な景色
景色について!
この旅のラストの方で、日本一周をしている人に出会った時にバズーカーのような一眼レフカメラを見て、あぁ、僕はなんでちゃんとしたカメラを持ってこなかったのだろう…と後悔したぐらい、旅先では美しい景色が一杯です。
先に進まねばならないのに、ついついロードバイクのブレーキを握り立ち止まってしまいます。
どこの雑誌でも紹介されることのない、なんて事ないただの道の途中で、息を呑むほどの景色に魅了される事があるのです。
なので、あなたがもし旅に出ることがあるなら、その時はカメラだけはちょっと良いものを用意したほうが幸せになれると思います。
僕が撮った写真はほとんどがどこで撮ったのかわからないようなものが多いのですが、その中でもとりわけ心を動かされた場所を紹介していきたいと思います。
おすすめの綺麗な景色の場所:松江市街

評価: 5.0島根県の県庁所在地が松江市だって事すら知らなかったんですが、この旅で一気に松江が好きになりました。松江の街に入った時はとにかくカメラを撮るのが楽しくて仕方ありません。どこもかしこも美しい街!
おすすめの綺麗な景色の場所:弁天島海浜公園

評価: 4.0水に浮かぶ鳥居と言えば宮島にある厳島神社が有名ですが、個人的には静岡の弁天島の方が好きです。観光客も少なく一人で眺めるそれは、不思議なパワーをもらえる気がします。朝焼けに染まる海も綺麗でした。
おすすめの綺麗な景色の場所:ゆうひパーク三隅

評価: 4.5ゆうひライン石見にある道の駅、ゆうひパーク三隅は撮り鉄のメッカと言われているらしく、海と鉄道の線路が一望出来る場所です。少々山を登る感じだったので、自転車だときつかったですが、その景色をみたら疲れのことなんて忘れてしまいました。夕日の時間に来られなかったのが残念!
おすすめの綺麗な景色の場所:鳴門市

評価: 4.0これは特にどこというわけではないんですが、徳島に流れる吉野川沿いの道はついついずっと眺めてしまいます。鳴門の渦潮も機会があれば見たかったんだけど、時間が決まっているらしくて、急いで帰らないといけなくなっちゃったから予定が合わずに断念。四国は今度ゆっくり周りたい。
旅ブログ:自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅ラストまとめ
今までありがとう!
さてさて。長らく語ってきた『旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出の旅』もこれでおしまいです。
まだまだ語り足りない所はありますが、それを語ってしまうと長くなってしまうので、これからの記事の中に思い出話として少しずつ小出しにしていくことにします。
ちなみに旅後の出来事なども語ろうと思ったんですが、それは今後の僕の記事を読んでもらえばわかることかなと。とりあえず広島のバックパッカーズ宮島のスタッフさんとは都内で再会して、一緒にご飯を食べました。
旅先で出会った人と普段の日常で会うのって不思議な感じはしましたね。
自転車ってすごいんです。どこまでも行ける気がして、自分に自信が湧いてきます。そして実際に思うがままにどこへでも行けます。
そしてどこへ行っても自分は常に自分です。自分探しの旅とは言いますが、見つけるものではありません。気がつくものなのです。あー、どこに行っても僕は変わらないんだなぁ〜と。
まぁ、それに僕はこの旅で引きこもりを脱出したとは言いません。むしろこれがきっかけで病気がこじれていって、数年後に入院となるんですよね。
そこらへんの話は次回作、『旅ブログ:統合失調症で引きこもりが四国遍路を歩きに行った日記』でお楽しみくださいませ。
そう。僕は今回の自転車の旅でちょこっと触れた四国遍路に出たのです。人生はつながっているね。
ではでは( `ー´)ノ旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出の旅はこんな感じでしたぞ!
ここまで読んでいただき、本当に、本当に!ありがとうございました!
野口明人
完。