自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅18日目。毎回この日記の冒頭で「人と関わる事に疲れて埼玉を逃げ出した」みたいな事を言ってきましたが。
人との関係性に悩んでいる中、父親が山口県の角島の映像を見せてきて、ここにでも行ってみたら?と言われたのがそもそものこの旅の始まり。
その角島についに今日たどり着きます。考えてみれば25才で子供が2人亡くなり、夢を失ってから、何か目標を立ててそれを達成した事なんてなかったかもしれません。
まぁ、目標を達成したと言いつつまだまだこの旅は続いていくんですけどね。新しい目標を立てなくちゃ。
という事で18日目も背中にソーラーパネルを担ぎながら、ロードバイクで進みますぜ。自転車で西日本一周の旅。いざ、引きこもり脱出!
旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出18日目
ホテルオレンヂ!
ども。野口です。今日はホテルオレンヂからのスタート。
なんだかんだで、ホテルで今までたまったブログやGPSロガーのログを整理してたら寝るのが朝方の4時半になってしまいました。
これはヤバいとテレビでだいぶ昔のワンピースがやっている中、眠りについたのですが、朝ご飯付きのホテルだったので7時半に起きました。
朝食スペースに行くと食パンが並んでいる。その横にトースターとジャムが置いてあり、食パン食べ放題、焼き放題、ジャム選び放題。
ジュースも!
あと、紙コップ自販機がお金を入れなくても出てくるというジュース飲み放題。
放題続きだったので、食パンを五枚、ジャムを三個、紙コップジュースを四杯飲んでやりました。
でも、お腹がなんとなくスカスカ。部屋に戻ってブログの整理の続きをしていると時間はチェックアウトの時間に。
もらった!
急いで出る準備をして、ロードバイクを階段で三階から玄関まで運びチェックアウトを済ますと、ホテルの支配人からジュースをもらいました。
このホテル、お風呂から出るお湯は水で調節しても熱すぎだし、お湯をはってもいつの間にかお湯が全部流れてるし、トイレの水は流れっぱなしだし、扉は木の扉で穴は空いていたけど、ホテルの支配人がよい人だったのでなんとなく好きになりました。
…別にジュースにつられたわけじゃないんだからね!
ホテルオレンヂの前で!
こういうサービス業の仕事って、サービス内容ももちろん大切だけど、最終的にはその人が持つ人間性で良いサービスだったかどうかを判断している気がする。
結局は人柄なのだ。人が生み出す空間を居心地が良いと感じる。場所ではなく居心地。物体ではなく精神。そんな事を改めて考えさせてくれるホテルオレンヂでした。泊まって良かった。
引きこもり脱出ブログ自転車旅編33章:山口2
色々と周ってみよう!
さて、今日は70km ほどでゴールの角島につく予定だったので、すぐには目的地に向かわず、色々と寄り道をしました。
ホテルオレンヂの近くにあった名所案内みたいなマップを見て、まずは松下村塾に向かうことに決めました。吉田松陰は小学校の頃から好きなのです。
井上剣花坊!
よし行くかとロードバイクにまたがると、ひとつの石が気になりました。そこにはこう書かれていました。
親といふ 宝はみんな 持ってゐる
剣花坊句
それは井上剣花坊という萩出身の川柳でした。俳句の正岡子規、新川柳の井上剣花坊と呼ばれた人らしい。
ほほう。子宝という言葉は良く使われるけれど、親を宝と言う人はあまりいない。でも確かにお父さんの言葉がなければこの旅は始まらなかったな。
色々と親と喧嘩し、衝突することもあるけれど、親を大切にしなければならないな。そんな事を思いました。
よっしゃ行くか!
剣花坊の句に感謝し、よっしゃー行くか!と出発。松下村塾は10分もかからない距離にあります。
日本一周自転車名所紹介:松陰神社
松陰神社に着きました。この神社は名前の通り吉田松陰を祀っている神社ですが、東京都世田谷区とここ山口県萩市の2つがあるみたいです。
生まれた土地と亡くなった土地、2つの場所で共に吉田松陰の門下生たちが神社を建てたという所に、いかに吉田松陰が慕われていたのかを感じます。
それにしてもなんとなく江戸時代に生きていた人が神社になっているのは不思議な気がしました。やはり神さまは人間が創ったものなのかな…なんて事を考えました。
松蔭だんご330円!
まずは食パンの口直しに味の濃い松陰だんごというのを食べました。
330円。この団子は外は固かったですが、中の部分はトロッと柔らかくて美味しかったです!ゆず味噌の味でした。
明治維新!
松蔭だんごでお腹を満たした僕は、神社の中を周ってみることにしました。まず目に入ったのは「明治維新胎動之地」と書かれた石碑。
そのデカデカと書かれた文字よりも気になったのは、これを誰が書いたかと記されていたその名前。
佐藤栄作。おお。ノーベル平和賞を受賞した内閣総理大臣ではないか。どうやらこの佐藤栄作も山口県出身の人で明治維新100年を記念して1968年に建てられた石碑らしい。
胎動之地。なんともセンスのいいネーミング。維新もそうだけど、なんかそこらへんの言葉ってかっこいい。
なんかダサい!
かっこ良さにシビれて歩いていると、吉田松陰と高杉晋作の顔出しパネルが目に入った。なんだろう、このダサさ加減は…。まぁ、僕もここから顔だしてタイマー撮影したけどさ(笑)
うおお!
伊藤博文と山縣有朋だ。初代内閣総理大臣と3代目内閣総理大臣が並んでいる!だいぶリアルな人形だなぁ。山口県出身の内閣総理大臣って本当に多いよね。
吉田松陰歴史館!
吉田松陰歴史館。大人500円、中高生250円、小学生100円です。
また出た山田顕義!
兵庫県の生野峠で出会った山田顕義の石碑。日本大学の創設者って紹介しましたが、まさか松下村塾の門下生だったとは。
しかも國學院大學の創設者だという事を初めて知った。國學院大學と言えば…。まぁ、もう思い出すまい。まさかここまで僕の周りに縁のある人だったのか、山田顕義。
永決の書!
親思ふこころにまさる親心 けふの音づれ何と聞くらん
寅二郎
これは吉田松陰が安政の大獄で処刑を覚悟した時に両親に贈った便りの中にあった一首だそうです。
またもや親の話が出てきた。今日はなんだかお父さんやお母さんの事を思い出す日だな。
解説!
この場所の良いところはさ、こういう木に書かれた解説だけでなく…
英語でも!
外国人向けに英語で解説しているパネルも併設している所が良いよね。世界文化遺産を目指しているだけある。
日本一周自転車名所紹介:松下村塾
そしていよいよやってまいりました。松下村塾です。国指定史跡だそうです。
わ、若い!
驚きなのは、吉田松陰が松下村塾を創ったのが27才の時で、ここで教えたのも1年間だけだってことだ。さらに安政の大獄で亡くなったのが29才。
今まで吉田松陰を歴史の教科書に書かれていた絵から勝手に50歳ぐらいのおじいちゃんかと思っていたけれど、今の僕とほとんど変わらない年齢の時に松下村塾で教えていたなんて。
…それに比べ僕は一体何をやっているんだろう。くそう。
自分の生命の長さに感謝して、恵まれている事に感謝して、もっともっと生命を燃やさねば。こんなんじゃ何も出来ずに一生を終えてしまう。
これを読んでそう思いました。あぁ。本書かなくちゃな。僕も何かを残したい。
松下村塾はこんな感じ!
同じころにここを見学していた訪問者がこれを見て、「小っちゃいな。ボロ家やん」と言ってました。
でもここから沢山の志を持つ者達が出てきたんだよなぁ。本当にすごいよね。
斜めから!
松下村塾の全体像はこんな感じです。
説明!
畳の上には上がれないけれど、説明書きが置いてあります。
門下生たち!
壁にはここから輩出された松下村塾の門下生たちの写真が飾ってありました。
左上から久坂玄瑞、高杉晋作、松蔭先生、前原一誠、木戸孝允、山田顕義、品川弥二郎、野村靖、山縣有朋、伊藤博文、境二郎、飯田吉次郎、河北義次郎と並んでおりました。
やっぱり松下村塾と言えば久坂玄瑞と高杉晋作なんですね。識の高杉、才の久坂。松下村塾の双璧と呼ばれたらしいですから。
個人的には高杉晋作が山縣有朋の事をボロっかすにけなす逸話が大好きです。
山県狂介(有朋)嘗て晋作に問うて曰はく、僕を以て吉田氏に比せば果して彼に幾籌を輸するか。晋作哂つて曰はく、物を擬するに倫を以てす。吉田をして坐敷に居らしめば、汝輩は玄関番にもなり難し。諺に云ふ、味噌も糞も一つにすとは汝輩の謂なり。
引用:「維新伝疑史話」牧野謙次郎著,P142
この吉田氏というのは吉田松陰の事ではなく、池田屋事件で亡くなった松下村塾の門下生、吉田稔麿の事。双璧の二人と合わせて三秀と呼ばれていたぐらいの才人です。
その吉田稔麿と比較して僕はどのぐらいだろうか?と山縣有朋は高杉晋作に聞くんですが、味噌も糞も一緒にするという諺とはお前のことだなと言うわけです。
後の総理大臣がウンコ扱い(笑)
でも山縣有朋は高杉晋作の事大好きだったみたいで、後に高杉晋作が作る奇兵隊にも参加するんですよね。
いやー、大学受験の時にここらへんはすごく勉強していて楽しかったんで色々と記憶が蘇ってきました。
そーいえば、松下村塾は吉田松陰が開いたわけではなく、叔父の玉木文之進が開いた塾なんですよね。吉田松陰にも松下村塾にも松という漢字が入っているから吉田松陰が開いたもんだと昔は思っていました。
吉田松陰も松下村塾で学んでいて、松下村塾は武士や町民など身分の隔てなく塾生を受け入れた場所として有名です。
その学風みたいなのを引き継いだ高杉晋作が奇兵隊を創った時に身分にとらわれずに有能な人材を積極的に用いた為に、身分の低かった山縣有朋や伊藤博文が世に出てきたというわけです。
いろいろなものが色々な所でつながっている。なんとも面白いものですなぁ〜。
日本一周自転車名所紹介:吉田松陰幽囚の旧宅
さて、こちらは吉田松陰幽囚の旧宅です。吉田松陰が松下村塾の先生になるまえに幽閉処分を受けて、こもっていた家。
吉田松陰は漁民の船を盗んでペリーさんの黒船の一隻、ポーハタン号に乗り込んだんですよ。その罪で野山に閉じ込められて、その後に出獄を許されたけれども、この家から出るな!と閉じ込められていたわけです。
詳しくはコチラ!
説明書きがわかりやすく横に置いてあります。興味がありましたらどうぞお読みください。ここらへんの歴史、本当に面白いわぁ。
松陰神社本殿!
さて、松下村塾などを見て回った後は、一応神社なのでお詣りもしておこうと思いまして本殿に来ました。
とりあえず頭の中には両親のことが浮かんでいたので、その事をお祈りしてきました。
孝行竹!
こちら孝行竹と言うそうです。
この竹は横走地下茎が発達せず、横にはびこらず、親竹の周りにのみ竹の子が育つと説明書きがされていました。
ふむ。今日はなんとも親のばかり目につく日だな。
その他、色々と写真を撮りましたが、説明していると長くなってしまうので松陰神社や松下村塾で見たものは写真のアルバムにまとめておきます。
最後に!
ある程度見終わった後にもう一度売店で今度は夏みかんソフトってのを食べたけどこちらは微妙。
ロードバイクにまたがり、行き先を萩駅に決めてこいでいく。
こんな所まで!
ロードバイクを走らせると、橋がかかっておりました。
松蔭大橋!
松蔭大橋と言うそうです。こんなところまで吉田松陰の名が付けられているとは、吉田松陰は偉大です!
日本一周自転車名所紹介:萩駅
萩駅に到着。
なんか、もの寂しい所だった。どちらかというと僕が泊まった東萩駅の方が栄えている気がする。
登録有形文化財!
駅舎が登録有形文化財なんだそうだよ。
出た!
駅の横を見ると再び石碑のような物が建っていて文字が書かれていました。
井上剣花坊!
再びまみえた井上剣花坊!
百までも生きて百度の大晦日
剣花坊
こんな所にも川柳が。どうやら萩市には井上剣花坊の句碑が20個ほどあるんだってさ。
剣花坊の川柳の意味を考えながら、次なる目的地、萩城趾に向かう。
発祥の地シリーズ!
途中、看板にデカデカと「萩かまぼこ」と書かれていた。焼き抜き蒲鉾発祥の地なんだってさ。機会があればカマボコを買ってみることにしよう。
おや?
海を見ながらロードバイクを走らせると、それらしい雰囲気に変わってきた。ここらへんが萩城趾なのかな?
萩焼!
萩焼のお店がたくさんある。
毛利輝元!
あ、毛利輝元の銅像だ。説明書きでは関ヶ原の戦いで敗れた毛利輝元が居城を萩に選定し、萩城に入城したとありました。
もうりもとなりの孫!
かの有名な毛利元就のお孫さんなんだそうだよ。
壁!
道が城壁っぽくなってきた。
日本一周自転車名所紹介:萩城趾
お堀と城壁が残っている萩城趾。
萩城趾!
どうやら見学が出来るらしい。
鯉!
お堀には鯉がいっぱい!
小浜キャンプ場!
小浜キャンプ場というのが近くにあったけど、今は閉鎖しているみたい。
ん!
閉鎖されていると言いつつ、ここで野宿出来るんじゃね?結構いい場所なんじゃね?と思った。ま、僕は先に進むけれども。今日は角島行かなくちゃ。
道に迷った!
なんかグルグル周っていたら道に迷って海岸のような場所に出てしまった。
アワビ・サザエ!
アワビやサザエの放流を行っているんだって。夜中に盗みに来る人とかいるのかな…。だいぶ隠し通路っぽい感じの沿岸だけど。
さてと、ナビを次の場所にセットし、道を進む。城下町のような道だ。
田中義一!
途中、公園のような広場があって、田中大将像と書かれた銅像が建っていた。田中義一も山口県の人なのか。内閣総理大臣を沢山輩出しているね、山口県!
高杉晋作!
そして近くには高杉晋作立志像と書かれた銅像が建っていた。こちらはだいぶ小柄な銅像だ。
かっこいい!
しかし、光が射し込む高杉晋作立志像は凛々しくかっこいいぜ!
さて!
城下町っぽいところはここらへんまで。ここからは山を越えなければならない。
旧道!
旧道でかなり斜面がキツイ。トトロの世界のようだった。
誰も通らない!
うぉおおお!!誰も通らない道を頑張ってこいだ。車は新しい道通るからね!自転車も通してくれたらいいのに。ちくしょう。
長門市!
長門市に入りました。長門と聞くと、涼宮ハルヒの憂鬱というアニメに出てくるキャラクターを思い出してしまう。読書好きで、すごく好きなキャラクターなので、文字だけでもちょっと嬉しい。
細せぇ!
道が細い!落ちたらどうしようとか思いながら走る。荷物積んでるからね。ハンドルがフラフラだよ。
結構登った!
峠を結構登ってきた。相変わらず景色は綺麗です。やっぱり海が青いのは時間の関係っぽいな。
うるぅぁぁあ!
坂道きっつ!誰も通らないの心ぼっそ!太陽の光だけがお友達!
登りきった!
孤独な山道を登りきると、すごくのどかな場所に出ました。
川の水が綺麗!
川の水が透明に透き通っています。それにしてもお昼過ぎて14時頃になったけど食べ物屋さんが見当たらない。
しかし、そんな時に目の前に現れました。
日本一周自転車名所紹介:かまぼこ製造直売千銀
そう。かまぼこです。さっき萩かまぼこという看板を見たのもあって、かまぼこを食べようという気分になっていました。
そんな時に、かまぼこ製造直売千銀という工場を見つけたので買ってみることにしました。
千銀のかまぼこ!
値段は詳しくは忘れてしまいましたが、たしか700円ぐらいしたと思います。
開けてみる!
わーお。しわしわのカマボコだ。裸で焼き上げるので表面にちりめんじわが出来るって説明された。ちりめんじわ。
海を見ながら!
海岸を見ながら一本完食。
かまぼこ板どうする!
かまぼこ板をしばらく眺めて、記念に持って帰るか迷ったけど、写真に撮ってゴミ箱に捨てました。かまぼこ板の表面についたかまぼこを包丁か何かでごっそり剥ぎ取りたかった。
あ…知ってるかい?ネギトロってあるじゃないですか。マグロの。あれって野菜のネギとマグロのトロだと思っていたんですよ。ネギ入っていないのに、なんでネギトロ巻なんだろうとかね。
でもこういう感じにマグロの骨についているのをこそぎねりとるからネギトロっていうらしいよ。
はい。豆知識でした。
海岸沿い!
それからは特にする事もなくひたすら坂を越え海岸沿いを走る。うぉおお。こぐぞぉお!
椎ノ木峠!
椎ノ木峠、標高76m。このぐらいの高さなんてもうへっちゃらだもんね!
タイヤでっか!
途中であった交通安全のデッカいタイヤ。
ふれあい花壇!
と、その横にあったふれあい花壇。子供の感じにビビる。
山が綺麗!
ふう。平坦の道になってきた。山々が連なる姿が綺麗だ。
日本一周自転車名所紹介:下関市カントリーサイン
そして下関市に突入!下関市のカントリーサインはいくつかあるみたいだけど、ここのは角島灯台っぽい。
ついに角島がある場所までやってきたぞ!
日が落ちてきた!
あれが角島かな?なんて海岸沿いを走っていると…
帽子が!
なんかの帽子が落ちてた。漁師の帽子かな。
下関市に入ってからも山道は続き、汗はダラダラ。坂道長い。
その坂道の途中。美味しそうな和菓子屋さんを発見したのでちょっと寄り道。
日本一周自転車名所紹介:長州路菓子処だるま堂
長州路菓子処だるま堂。大正7年からやっているらしい。
青海苔羊羹350円!
そこで売ってた青海苔羊羹が気になったのでとりあえず購入。写真はあとで撮った。
青海苔のようかんだよ!もう買うしかないっしょ!350円です。
芋きんつば90円!
こちらは芋きんつば90円です。
白羽川115円!
白羽川という青海苔もち115円。
お菓子とうふ160円!
お菓子とうふ160円といろいろ買って、合計700円程。
坂の途中だったのですぐに食べたら吐きそうになりそうだからとりあえずカバンに詰め込む。
そして坂道を攻略!見えてきたローソン。
そういえば、明日は雨予報でなんも買いに行けないかもだから、食料を買いだめ。オニギリとサンドイッチを買った。角島にはコンビニなんてないからね!
そして鳥取みたいな奇跡は起きそうもないからね!ちゃんと食料を購入しておかねば。
角島から近くのコンビニが7km だから、ここで買わなきゃ明日は過ごせない!そんなこと思って買い込みました。バッグに詰め込むの大変だったなぁ。荷物ですでに一杯だから、なんとかスペース作っていれなきゃね!
準備万端、出発進行!
小さい鳥居!
途中、非常に小さい鳥居を写真に撮り、先へ進む。日没までもう少しだ。
見えた!
そして見えてきた角島大橋!
日本一周自転車名所紹介:角島大橋
角島!角島大橋が見えてきました!角島大橋ばばーん!
天気が良かったらもっと写真映えしたかもしれん。角島に掛かる一本の橋は雑誌とかの表紙によく使われております。僕も旅前はその雑誌やテレビを見てまいりました。
それが今、目の前にあるのです。
角島大橋!
角島大橋は2000年に開通した橋みたいです。
見て!
見てください!この走りがいのありそうな長い橋を。ロードバイクで海の上を走るなんて最高ではないですか!
とりあえず記念写真を撮って、橋を渡っていると、どうせだから動画も撮っておこうかなって気分になり、ケータイを片手に持って動画撮影したまま渡りました。
風が強くて、上り坂もあってかなりキツかったですが、なんとか停まらずに渡りきったよ。かなり怖かったけど。
しま心!
角島大橋を渡ると、「しま心」という記念碑的なものが立っていた。おお。本当に島に上陸したのだなと。なんかしみじみしました。
なおも坂!
ただ、その先を見つめるとまたそこには坂道があった。…ずっと坂だな、おい。
しかし、これが最後の砦だ!と覚悟を決めてこぎこぎ。
日本一周自転車名所紹介:角島大浜キャンプ場
角島大浜キャンプ場の看板が見えました。角島大浜キャンプ場はつのしま自然館の中にある。併設されている感じのところ。
目の前は海!
目の前には壮大な海が広がっております!「北長門海岸国定公園」と書かれておりました。
角島の全体図!
角島エコ・アイランド整備事業と書かれた地図があって、だいたいの全体像を掴みました。とりあえず周ってみることにしよう。
点々と!
屋根付きの休憩所がある。結構キャンプ場としては大きい。
おお!
ちゃんと炊事場もございます。
ん?
なんかリンガーハットみたいな建物が建っていましたが開いていませんでした。十字架掲げているけどなんだろうあれ。
目の前は!
見渡す限り全部海!砂浜もあるよ!
灯台!
おそらく遠くに見えるあの灯台がカントリーサインに描かれていた角島の灯台であろう。
映画で使われた!
映画「四日間の奇跡」で使われたらしい。
今日はここに泊まるのだ!とキャンプ場の説明を読む。
村に入るときは手続きをしてください。
え?
あ、はいはい。手続きありのキャンプ場なのね。石見海浜公園キャンプ場で経験しましたよ!と、事務室にむかう。
あ!
closed。
終わっちゃってるよ!
ま、いいか!明日にでも手続きすれば。
定休日、火曜日。
あれれれ!明日やってないや。
ま、いいか!Part2!
怒られたら、やってなかったんですもんと説明すれば。
そんな感じでキャンプサイトに向かうと…
あ!!
バイクのナンバーをみると大宮ナンバー!
おわ!
埼玉の人かな!
まさか、ここの地で埼玉の人に出会えるとは。こりゃ、人生とは面白いもんですな。と思いつつテントをその人の近くに設営。
テント!
テントを作っている途中にテントから出てきたので思い切ってこんにちは!埼玉の人ですか!と尋ねると隣町の人でした!ちけええ!
なんか嬉しくなっちゃったよ。埼玉からスタートしてゴールに埼玉県民に会うとは、もう運命だね。埼玉って良いところ!
辺りは暗くなり…
鑑賞に浸りつつ、テントを作り終え、中にはいると雨が降ってきた。うわあ。タイミングばっちり、ギリギリセーフ。
なんかこの旅はツイてること多いなとしみじみしたのでした。
が!
ピカっ!ドロドロドロ!
かみなりを皮きりに風が暴風雨にかわり、テントが飛ばされそうになる始末。
かみなり怖いわ、雨強いわ、風強いわの三重苦でやってられなくなったので、iPodで曲をガンガンにかけ、ビールを一気飲みし、寝袋で寝ました。
すると。
ドーン。と、体に鈍痛が走る。テントの中に入れてあったロードバイクが風で僕の体に倒れてきたのです。
暗闇の中、ヘッドライトをつけて、ロードバイクを元に戻して寝ると、またもやドーンと倒れてくる。
もう、風強すぎるわ!と、僕は諦めロードバイクを抱いて寝ます。
そんな感じでやっと角島着きました。
が、ゴールってかんじがしないのは、まだこれから家までこがないといけないからですな。
行きはヨイヨイ帰りは怖い。
という民話が頭でリピートしてます。
自転車を輪行袋にいれて電車で帰ることも考えたけど、ここまで人力で来れたんで最後まで人力で帰ろうと思います。
一度もパンクしなかった(スポークは折れたけど)ロードバイクに感謝しつつ、暴風雨にビビりながら寝ます。
おやしみなさいまし!
ではでは(p_-)(o゚▽゚)o旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出18日目はこんな感じでしたぞ!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
野口明人
旅ブログ:自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅18日目まとめ
本日の走行距離
78.674 km
本日通った道はコチラ
https://www.a-trip.com/tracks/view/117202
本日の写真はコチラ
https://www.facebook.com/pg/EMOTIONBRAINZ/photos/?tab=album&album_id=2887611844623708