自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅29日目。
徳島に入り、徳島から本州へ向かう道を探してみたのですが、どうやら徳島から真上の岡山に向かう自転車の道はないみたいで、なおかつ船でも行けずに一気に和歌山へショートカットを行う本日。
この旅初めて自転車ではない乗り物で先へ進みます。そんな中、その乗り物に乗る前に僕はなんとか徳島でやりたいことがあったので、急いで徳島を進んでいくのですが、まさかラストであんなことが待っているとは…。
という事で29日目も背中にソーラーパネルを担ぎながら、ロードバイクで進みますぜ。自転車で西日本一周の旅。いざ、引きこもり脱出!
旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出29日目
腹が!
ども。お腹の痛みが全然とれない野口です(・_・;)
お腹の激痛を伴って朝の5時に起きました。
橋!
みどりの広場というキャンプ場はトイレに行くまでに変な川が流れているため橋を渡らなければなりません。
それが遠いこと遠いこと。いや、電源は貸してくれるし近くにコンビニもあるし無料だしと素晴らしいことこの上ないキャンプ場ですが、腹が痛い僕としてはトイレが遠いことは致命的でした。
漫才出来そうな舞台もある!
なんとかトイレにたどり着き、用を済ましてもまだお腹が痛いです。香川のうどん紀行がここまであとをひくとは…。
テントに戻ってからも横になりながらお腹の痛みと闘いました。
そのうち隣でごそごそ言い始め、昨日仲良くなった彼は出発する準備を始めたのだとわかりました。
僕も準備を始める!
ある程度まとまった後、彼は言いました。
「僕、1つ詫びないといけないことがあるんです」
なんでしょな?
「昨日、29歳って言いましたが、実は26歳です」
なんですと!(゚Д゚)
そりゃそうだよね、やっぱりこんなイケメン、僕より年上のわけないよね!
と、思ったことは思いましたが、理由を聞くと「キャンプ地とかで出会った人に年下だと舐められるといけないからいつも3つサバ読むんです」と言っておりました。
ほほう。なるほどね。キャンプの知恵だったのか。納得。僕が本当の事を教えてもらったってことは、それだけ彼との距離がなくなったってことでOK?
そんなことを白状してSNSで連絡先交換をした彼は出発していきました。
最近はつくづく旅とは出会いなのだと感じております。そして僕はやはりどこへ言っても話しかけられやすい人間ではあるのだなと。これはある種の長所と言っても良いのではなかろうか。
まぁ、スタートが良いだけで人間関係が上手なわけではないんだけどさ。とりあえず深くさえ関わらなければ上手くやっていけるかも。
ちょっと人と関わることに自信が出てきました。
…とはいえ、腹が痛いことには変わりない。出発するまでに5回トイレにいきました。
ただ、どんなにトイレにいってもお腹の痛みは変わらない。
時間も9時半になってしまったので、今日の目標の金長まんじゅうを食べること、徳島ラーメンを食べること、ザすだちを飲むことをなんとかフェリーにて徳島県を抜け出す前に行わなければなりません。
あ、昨晩チャリで四国から本州に渡る方法を探していたんですが、やっぱり愛媛県のしまなみ海道しかないみたいで、戻るのも馬鹿らしいのでフェリーで海を渡ることにしました。
そのフェリーの時間を考慮すると、もうそろそろ出発しておかねば!ありがとう、みどりの広場!
居酒屋たんぽぽ!
そしてみどりの広場の前にある居酒屋たんぽぽもありがとう。ここは昨日、すだちや鳴門金時、みかんなどを沢山くれた場所です。昨日は写真を撮り忘れていました。
さてと、出発進行!
引きこもり脱出ブログ自転車旅編46章:徳島2
まずは金長まんじゅう!
みどりの広場から20分ぐらい漕ぐと、北高ロード商店街というものが見えてきました。
徳島北高校!
その近くに徳島北高校というものがあったので、北高ロードというのはきっと徳島北高校の事を指すのでしょう。
高校の名前がついた商店街とかすごいね。
そういえば、ここらへんは徳島市と鳴門市の境界線っぽい。いつの間にか徳島市に入っていた。
吉野川かな?
ただ、この吉野川と見られる川を通ると再び鳴門市になる。徳島市と鳴門市を行ったり来たりの道を進む。
デカい!
きっとこの川を堺に市がわかれているんだろうね。すごい幅が広い川だ。
橋!
川沿いをひたすら走り、一本の橋を渡る。すると見えてきました。第一の目的地。
日本一周自転車名所紹介:ハレルヤスイーツキッチン
ハレルヤスイーツキッチンです。ここは板野郡松茂町という所にあります。徳島市と鳴門市と板野郡…。色々と境目が混在している場所なんですな。
ハレルヤスイーツキッチンは徳島の人なら知らない人は誰もいないと思われる金長(きんちょう)まんじゅうを作っているハレルヤという会社が展開しているカフェと工場見学が出来る場所です。
金長大明神!
金長大明神というお社が建っておりました。
Blue note cafe!
Blue note cafeという名前が付いていたので、JazzのBlue note と何か関係があるのかと思いましたが、なーんも関係ありませんでした。
工場から出来たてのスイーツが食べられる場所です。きっと、社長か誰かこの名前を付けた人がジャズを好きだったんでしょうな。
入り口!
こちらが入り口です。大変オシャレな感じ。よく見たらカフェのオープンが11時からでしたが、今はまだ10時45分なのでお土産コーナーでも見て時間を潰しましょう。
ぽんぽこぽん!
たぬきのマークのお菓子が一杯!
金長まんじゅう!
金長まんじゅうは僕が好きな声優がラジオで話していて興味を持ったんですよ。CMとか見てみたら、ぽんぽこぽんと頭にこびりついてしまって、ぜひ徳島に来たら食べてみたかったお菓子なのです。
しかも、福井県のままどおるが好きな僕。金長まんじゅうは俗にミルクまんじゅうと呼ばれるジャンルのお菓子というじゃないですか!
楽しみなんじゃー。
と、そうこうしているうちにBlue note cafe が開店しました。
たぬきのケーキ280円!
注文したのはたぬきのケーキ280円です!かわいい…のか!?
これが!
上を向いているたぬきさん。これが…。
こう!
な、なんと無残な…。
そして!
こう!
弱肉強食の世界を見ている気がする。
あぁ…
ついに片目を食べてしまいました。
…とまぁ、食べてくうちにたぬきが無惨な形になっていってかわいそうでしたが、美味しかったよ!ありがとう、たぬきさん!
中身はバターケーキでした。
お土産!
お土産コーナーで僕が買ったお菓子はこちら。
金長まんじゅう105円!
まずは金長まんじゅう105円!これが一番スタンダードの金長まんじゅうでしょう。袋に全国菓子大博覧会名誉総裁賞受賞と書かれております。
ちょこれーと饅頭と書いてありますが、饅頭にチョコがくるまれているわけではありません。チョコの薄皮に白あんが包まれている饅頭なのです。
えー!チョコがくるまれている方が良いよ!というあなた。
金長まんじゅうPREMIUM130円!
金長まんじゅうPREMIUM130円という商品がございます。プレミアムとつくだけあって、普通の金長まんじゅうの白あんの中にさらに濃厚チョコクリームを包み込んだ3重のおまんじゅうです。
そう考えるとチョコクリームが30円もするのか…なんて考えちゃうのですが、まぁチョコレート大好きな僕としてはこれも買っておかねばならないでしょうな。
金長ゴールド105円!
全国菓子大博覧会茶道家元賞受賞の金長ゴールド105円です。おそらく味的にこれがミルクまんじゅうに一番近い感じです。生地には卵黄とマーガリン、和三盆を使い、あんこにも卵黄が入っているゴールド。
まごうことなき、ミルクまんじゅうの味です。
なると金時スイートポテト126円!
なると金時スイートポテト126円は見ていたら美味しそうなパッケージだったので衝動的に買いました。
えっとぶり140円!
えっとぶり140円。これはネーミングに流されて購入しました。えっとぶりは阿波弁で久しぶりの意味だそうです。
なると金時とりんごの甘露煮を包んだパイ。これが一番高かったです。
…おっと、こうしちゃおられない。これらのお菓子は後で食べるとして、先に進まなければ。
ハレルヤ!
ありがとうハレルヤスイーツキッチン!阿波徳島にうまいもんあり!1937年からやっている金長まんじゅうの紹介でした。
橋!
再び何かしらの川を可動式の橋で渡りますと徳島市に入りました。
ザ・すだち!
途中で見つけたスーパーマーケット、全日食チェーン榎瀬店でザ・すだち88円を発見!迷わず購入しました!
驚いた!
裏面を見て驚いた。
「ザ・すだち」は、すだち果汁を原料に甘さをおさえたさわやかな柑橘飲料です。という説明書きは良かった。問題は販売者の所である。
全国農業協同組合連合会HS11。
東京都千代田区大手町。
ま、細かい所は良いか。ザ・すだちの味の方はすっきりして飲みやすい飲み物でした。量は少ないけどね。運動後とかに冷蔵庫に冷やしてあったら嬉しい飲み物。
金長まんじゅう、ザ・すだちと今日の目標を2つもクリアしてしまった僕は残りのひとつを目指して先へ進みます。
日本一周自転車名所紹介:吉野川橋
吉野川橋という名前の通り、吉野川を渡る為の橋です。この吉野川、日本三大暴れ川のひとつだそうです。
吉野川橋渡る!
本日はお日柄もよく、吉野川は暴れておりませぬ。
なんか浮いてる!
ところどころでぷかぷかと浮いております。あれは一体なんだろう。
なんか刺さってる!
ところどころでなんか棒が刺さってる。本当になんだろう。吉野川が荒れないように神頼み的な棒なのかな。
…という感じで吉野川を眺めながらキレイな景色を楽しみ吉野川橋を渡りました。そして見えてきた次なる目的地。
日本一周自転車名所紹介:中華そばいのたに
徳島ラーメンを食べようと思って、ネットで評判の良かった中華そばいのたにです。
徳島ラーメンって何種類か系統があるらしくて、一番珍しそうだった生玉子がぷっかり浮かんでいる系のお店を選びました。
入り口!
それにしても、入口とは書かれているけれど、完全にすりガラスで中が見えないのは不安になるね。個人事務所に殴り込みに行く気分。
店内!
勇気を出して入口の扉を開くと、そこにいたのは怖いお兄さん達ではなく、非常にアットホームなラーメン屋の店員さんでした。壁に沢山の有名人のサインが飾られている系のラーメン屋さんです。
結婚式の為!
休業の理由を明確に教えてくれるぐらいアットホームなラーメン屋さんです!
ふう。今日が休みじゃなくてラッキーでした。
いのたにメニュー!
お腹の調子も悪いことだし、どれにしようか迷い中。
中華そば肉入大盛650円!
そして注文した中華そば肉入大盛650円と生玉子50円です!どうしても大盛りを頼んでしまう!
もう当分はここにコレないんだよなぁ…なんて考えると大盛りにしたくてたまらなくなるのです!
でも、結果的に正解!
スープうまし!玉子割るとマイルドに。お肉がチャーシューと違っていて独特な味です。麺は普通。別名、すき焼きラーメン。
徳島ラーメンってあんまり頭の中にイメージがわかなかったですが、こういうラーメンも世の中にあるのだなぁ〜と認識することが出来ました。
関東の方に進出してきてくれないかな。博多ラーメンとか魚介系のラーメンばっかりだから、たまにはこういうすき焼きっぽいラーメンもいいと思うんだよなぁ。
製造直売!
まぁ、でも売り切れ次第閉店と言っているので、関東進出は全く考えておらんのでしょうなぁ。残念。度々食べたくなる美味しさでした。
さてさて。食べ終わった時刻は12時40分。フェリー乗り場の方へ進む。
阿波の狸まつり!
近くの公園で阿波の狸まつりというものが開催されていましたが、時間がないので華麗にスルー。
元祖大判焼き!?
なにか行列が出来ているなぁ〜と思って見てみると元祖大判焼きあたりやと書かれていた。
大判焼きって今川焼きの事だよな。そうなると元祖は今川にちなんだものなのでは!?と。
説には江戸時代に江戸市内にあった今川橋付近のお店が始めたとか、静岡県にあった駿河国を治めていた今川氏の家紋に由来するとかあるんだけど。
発祥の地のものを見てきたけど、大判焼きに関してはどれが元祖かわかりませんでした。
とりあえず食べ物は金長まんじゅうとかがあるから先へ進もう。
日本一周自転車名所紹介:徳島駅
徳島駅に着きました。だいぶデカい駅ですね。四国の中では高松市の次に乗車人数の多い駅なんだそうですよ。
ん?
徳島駅のロータリーに、にょ〜んと伸びた何かが生えております。
な、なげぇ!
おお。南国風の木だ。おっと、ついつい見とれてしまったけれども、こんな事をしている場合ではない。時間がないのです。
海沿い!
徳島駅からすぐ近くの海沿い…もしかしたら川なのかもしれないけれど、何かの沿いを走ると…
見えてきました!
遠くの方に見えてきました。徳島港フェリー乗り場です。
日本一周自転車名所紹介:徳島港フェリー乗り場
徳島港フェリー乗り場にはすでにでっかいフェリーが停まっております。
南海フェリー徳島営業所!
南海フェリー徳島営業所という所へ入ります。
時刻表!
ふう。僕はこの6便の徳島港13:30発のものに乗りたかったのです。今の時刻は13時。なんとか間に合った。これを逃したら次は3時間後の16:30になってしまうので。
はて?
僕は一体いくらを払えば良いのだろうか。旅客運賃は2000円で自転車もあるから2600円で4600円?でも運転手を含むって書いてるからな、2600円かな?
あれれ!
なんか知らないけど、色々とお店の人に聞いたら2000円で良いのだそうだよ。自転車の2600円は一体どういう人が払うんだろう。
フェリーつるぎ!
僕が乗る予定のフェリーつるぎです。なんとも強そうな名前!
と、思ったら!
船体に可愛い女の子二人が描かれていたー!船までも二次元の世界に侵食されていたか!
ま、僕はその方が嬉しいのだけれども。
フェリーの口!
フェリーの口が開いた!これから乗船いたします。
それにしても!
自転車、僕しかいないんだけど…。
おっと!
おっと、そうだった。これからフェリーで移動するのだから、距離とかがわからなくなってしまうな。とりあえずフェリーに乗る前の距離と時間を写真で撮っておこう。
現時点で35.64km 走行しております。
いざ乗船!
入って良いそうなのでフェリーに乗り込みます。僕がお客さん一番乗りです。
不思議だ!
おぉ…。これ海の上に浮かんでいるんだよな。すぐ近くに海があって落ちるんじゃないかとちょっと怖い。
船の中!
船内の駐車場はこんな感じです。なにかの市場かと思えるぐらい広い。全然船の中って感じがしない。
がしっ!
僕はスタッフの方に自転車を委ね、船の柱にガシッと固定してもらいました。これで万全!
さあ冒険だ!
頭の中は、和田アキ子のさあ冒険だが流れておる。考えてみればこの旅を始めた頃に良く聴いていた曲だな。
これから船上に上がります。
誰もいない!
わぁ!見事に誰もいない!…って僕が最初に乗船したのだから当然か。徒歩のお客さんは別口から入っているだろうしさ。
写真タイム!
さてと、みんなはどこで時間を潰すんだろう。
お出迎え!
二次元のキャラたちがお出迎えです。右側の子はドアのガラスから見えているけど、これってちゃんと計算してデザインされているのかな。あまりにもピッタリ収まっているんだけども。
あれ?
こっちの方に来たら誰かしら見当たると思ったけど、ここにも誰もいない。もしかして僕は異世界に迷い込んでしまったか?
こういう広い場所で一人っていうのは不思議な感覚になりますな。映画とかでもあるもんね。
静寂に包まれた船内。突如現れるゾンビ!
…みたいな。
トイレ!
船の中ってトイレどうなんだろうと、トイレの中を見てみましたが、この船、ちゃんと水洗トイレの洋式でウォシュレット完備でした。
新幹線とかのトイレみたいなのを想像していたけど、ちゃんとしているんだな。ホテルみたいだ。
ちらほら!
トイレから戻ってくるとちらほら別のお客さんの姿が見えてきました。
…いや、この女の子二人ではなくて、その奥の方ね。
遊び場!
船の航海中に暇を潰すためなのか、遊び場が用意されておりました。
軽食も!
カップ麺の自動販売機とか懐かしいな。昔、水泳を習っていた時にこれあったんだよね。食べられる状態で出てくるやつ。
グリーン席!
ここは別料金を払った人が入れるグリーン席ゾーンみたいです。人生で一度もグリーン席を利用したことがない!
一般はこっち!
グリーン席ではない人にはこちらの場所が用意されております。足が伸ばせるんし、テレビも用意されているんだな。あとでここで昼寝出来そう。
さらば徳島港!
徳島港に別れを告げる。短かったけど、楽しかったよ、徳島!
いつかまた会おうね!
なーに感傷に浸ってるんだ!
振り返ると、女の子二人が立っておりました。
…ぶっちゃけあんまり作画が好みではないな。やっぱり宮島で見た廣乃宮ほの鹿が可愛かった。いやでも昔のPCゲームのキャラってこんな感じだったからちょっと懐かしさを感じるな。
和歌山在住のイラストレーター、もえぎ若菜さんが描いたものらしい。
おお。これから和歌山に向かうんだけど、和歌山と徳島を往き来する船だからなのかな。
出たっ!
安易に「萌」って書けばいいと思っているデザインのやつ。後ろの2Dキャラの方をメインにした方が売れそう。
それにしても芋ドロップスって興味あるな。
太陽光パネル!
南海フェリーでは太陽光システムを導入しているらしい。確かに海の上ってなーんも遮るものないし、太陽がよく当たりそうだ。
30往復!?
この太陽光発電で住宅約3軒分の電気が出来て、エコカーが東京大阪間を30往復可能なCO2の削減するらしい。500km の30往復だから30000km!?
地球一周の3分の2ぐらいの距離を走れるぐらいのCO2を削減するんだな。
…CO2を削減するってあんまりピンとこないんだけども、火力発電とかに比べてって事だろうな。
謎はすべて解けた!
あー、自転車無料キャンペーンってのがやっていたのか!だから自転車料金かからなかったんだな。ラッキー!
そうこうしているうちに!
フェリーが和歌山へ向かって進み始めました。
さよーならー、徳島ー!
金長まんじゅう!
さ、僕は船の甲板で金長まんじゅうを食べますぞ。
潮の香りがするぜ。
あぁ…
どんどん徳島が離れていく。
金長まんじゅう!
そんな中、僕は金長まんじゅうを食べるぜ!
やっぱり金長まんじゅう美味しい。もっと買っておけば良かったかも。これいくらでも食べられるな。
海上!
1時間もするとほとんど島が見えなくなってしまった。僕は甲板に置いてあったベンチに座り、ブログを書き進める。
昼寝しようと思ってたけど、意外と寝る時間ないかも。
15時半!
あらら。もう和歌山が見えて来ちゃった。あっという間の船旅でした。
射し込む!
和歌山に射し込む一閃の光。ってか、もうだいぶ暗くなってきたな。
着いちゃった!
15時40分、和歌山港に到着。
ウィーン!
僕はチャリの場所に戻り、船の扉が開くのを待った。
開いた!
さ、和歌山に上陸だ!
ありがとう!
ありがとう、フェリーつるぎ!楽しい船旅でしたぞ!
さて!
ご乗船ありがとうございましたの文字が見えた所で、僕は自分のGPSロガーを確認。
GPSロガー!
距離93.29km ってなっているから57.65km を船で進んだってことだな。あとで記録する時に気をつけよう。
引きこもり脱出ブログ自転車旅編47章:和歌山
最大のピンチ現る!
さて、和歌山港を出発した僕は、本日の宿を探した。しかし和歌山では良さそうなホテルが見つからず、とりあえず今日の宿泊は道の駅の紀の川万葉の里という所がキャンプ出来そうな場所だったのでそこに決める。
18時ごろまでひたすらこぎ続け、道の駅の方面に近づくと、マクドナルドを見つけた。
マックポテトL150円、シャカシャカチキン90円!
昨日、今日とキャンプ場生活になったのでここで充電させてもらうことにするかと、僕はそこで夕食を取りながらブログを書いていました。
時刻が23時を周り、ブログもまとまってきたので道の駅へと向かう途中。
ガコガコガコ!!!
とすごい音を立てて、自転車の右クランチが外れました。
数日前から嫌な音はしていたのだけれど、何か油が足りないのかなと思って油をさしたりしていましたが、まさかクランチが外れるなんて!
徳島でも自転車の修理が出来ずに進んだのが、ここで裏目に出るとは…。
クランチって、あれね、自転車の足を乗っける部分をくっつけている棒みたいなやつ。
周りは真っ暗。あたりを見回しても何もない…。それにまだ道の駅まで10kmほどあった…。
僕はパニックになりました。
修理をしようと試みたのですが、クランチをくっつけるためにはデカいサイズの六角レンチが必要なのです。
まさかそんな所が壊れると思っていなかったので、そのサイズの六角レンチは持っていません。僕が持っていたのはせいぜいサドルを調節したり、ハンドルを調節するぐらいのサイズの六角レンチ。
…どうしよう。
僕は何の考えも思い浮かばず、トボトボと手押しでロードバイクを転がしました。
1時間ほど歩くと、遠くの方に光る何かを見つけました。
真っ暗にポツリと!
僕はそのガソリンスタンドにたどり着き、周りを見渡す。しかしそこはセルフのガソリンスタンド。
店員さんが出てくる気配はありません。
しかし、休憩所のような所を発見。正しくいえば、そこはお客さんの休憩所ではなくスタッフの休憩所みたいで、ひとりのおっちゃんがテレビをつけっぱなしでソファーで眠っておりました!
僕は勇気をだし、窓を叩く。
おっちゃんは何事か!?という感じで飛び起き、こちらを不審そうに眺めます。
一向にこちらに来てくれなそうもないので、僕は窓越しに大きな声で、すいません!六角レンチないですかー!!と叫ぶ。
おっちゃんはすごく不機嫌な顔で、「どうしたの?」と出てきてくれました。
泣きそうな声で僕は事情を説明する。
「なんで修理道具持ってないの?ちょっと待ってて」と、おっちゃんは工具を探しに行ってくれました。
油まみれの六角レンチを見つけ「これでどう?」と僕に手渡す。
僕は手に持っていたクランチとぴったり合う事を確認し、ロードバイクにクランチを取り付けました。
おぉ。神よ。
本当に、本当にありがとうございます!!僕はいまだに眠りを妨げられた事を不服に思っていそうな顔のおっちゃんにペコペコと頭を下げました。
ふう。助かったー!!
まさか、夜にこんなトラブルが起きるとは。本当に心細かった。
日本一周自転車名所紹介:紀の川万葉の里
その後、無事、紀の川万葉の里という道の駅に着き、テントを設置し眠りに着きましたとさ。パニックになりすぎて疲れた…。
もうすぐ2時になりそうだ。寝よう。
ではでは( `ー´)ノ旅ブログ:自転車で西日本一周!ロードバイクで引きこもり脱出29日目はこんな感じでしたぞ!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
野口明人
P.S.
長らく続けてきた引きこもり脱出の旅の記録ですが、実は今回がちゃんとした記事はラストになります。事情は次の記事で書きますが、今まで読んでいただき本当にありがとうございました。
旅ブログ:自転車で西日本一周を目指して引きこもり脱出の旅29日目まとめ
本日の走行距離
98.240 km(船の距離を含み、マックから紀の川万葉の里は含まず)
本日通った道はコチラ
本日の写真はコチラ
https://www.facebook.com/pg/EMOTIONBRAINZ/photos/?tab=album&album_id=2916643858387173