羽つき餃子の焼き方のコツはただひとつ。あなたはご存知ですか?
「レシピ通りにやったのになんであまり美味しくないんだろう…」餃子を食べながらそんな風に思う事はありませんか?
僕にはありました。長年ずっと思っていたのです。なぜ自分の餃子は微妙に美味しくないのかと…。
しかし、たった一つのコツを知った上で作った僕の餃子は、
「料理が上手そうに見えない野口だけど、餃子だけは別格!」
という、喜んで良いのかわからない評価をもらえるほど人気になったのです。
「えー?そんな人気だのなんだのって、口ではいくらでも言えるじゃないか!」
もちろん、そんな風に思う人も中にはいるかもしれませんね。
なので今回はあなたに『羽つき餃子の焼き方のコツ』その全てを無料で今すぐに伝授したいと思います。
そして、それをあなたが自分で作って、食べて、実感してみてください。方法は非常に簡単です。
餃子とは作り方次第で化けるという事をあなたに知ってほしい。餃子とはご褒美の一種なのだとあなたと分かち合いたい。
想像してください。ここから先を読んだあなたは、宇都宮や浜松などの人気店に行かなくても、家で簡単に腹いっぱい美味しい餃子が食べられるようになるのです。
あぁ。なんて素敵な未来。特技は餃子。なんて最強のPRでしょう。あなたはきっとコレを知った後、台所に立ちたくてウズウズしてしまう事でしょう…。
- 1 羽つき餃子の焼き方のコツはコレだけ!レシピで失敗しない作り方
- 2 羽つき餃子の焼き方を研究した結果…
- 3 失敗しない冷凍餃子が開発された
- 4 餃子の羽根の正体
- 5 羽つき餃子の焼き方・人気のレシピ
- 5.1 STEP.1:野菜を切る
- 5.2 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.2:水分を絞る
- 5.3 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.3:肉を混ぜる
- 5.4 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.4:野菜と混ぜ合わせる
- 5.5 羽つき餃子の焼き方 STEP.5:冷蔵庫で水分を飛ばす
- 5.6 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.6:包む
- 5.7 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.7:羽根のコツ
- 5.8 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.8:焼く
- 5.9 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.9:フタをする
- 5.10 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.10:中火で5分
- 5.11 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.11:ごま油投入
- 5.12 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.12:フタを空けたまま2分
- 5.13 羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.13:お皿に移して完成
- 6 羽つき餃子の焼き方まとめ
- 7 羽つき餃子のおまけ:長生きの秘訣
羽つき餃子の焼き方のコツはコレだけ!レシピで失敗しない作り方
レシピ通りに餃子を作っているのに…。
あなたは今まで何に気をつけて料理をしていましたか?
食材?愛情?オリジナリティ?いかに手間を省くか?はたまた気をつけて料理なんてした事なんてない…なんて事もあるかもしれませんね。
僕はと言えばA型基質の極みでして、料理をする時は「レシピ通りに作る」という事だけをひたすら気をつけてやっていたのです。袋の裏側とかに書かれている方法で忠実に作るんですね。
レシピってのは誰かがこれが美味しいんだ!と研究した結晶であるわけで、そのとおりに作っていればある程度美味しく作れないわけがないっていう考えに基づいています。
なんかの本で料理が下手な人は基礎が出来上がっていないのにオリジナリティを出したがるっていうのを読んだこともありますし。そこは気をつけようと。
なので僕はデジタルスケールなんて物を買って、1gの差も出さないようにきっちりと説明書通りに作ることだけを考えて料理をしてきました。
…なのに、餃子だけはレシピ通りに作っても美味しくないんですよ。本を読んで自分で餡を皮に包んで手作り餃子を作っても、もう出来上がっていて焼くだけの冷凍餃子で作っても、美味しく焼けない。
そう。美味しく焼けないのです。餃子は焼き方が難しい。レシピっていうよりも焼き方が重要なんじゃないか?と。
羽つき餃子の焼き方を研究した結果…
羽つき餃子は焼き方が重要だと思った僕は、様々な方法で研究をしてみる事にしました。
餃子の王将に行って店員さんが餃子を焼いている姿をのぞき見したり、スーパーに行って餃子の商品のパッケージにかかれている事をひたすら読みふけったり、ぎょうざの満洲のサイトに行って各ページを穴が開くまで見つめたり…。
テフロン加工のフライパンを使おう!
鉄鍋を使おう!
フライパンいっぱいに並べるのが上手に焼くコツ!
火加減は中火!
などなどそれらしい情報を得ることは出来ました。
が、そのとおりに焼いてみても上手に焼けません。フライパンは新調しましたし、テフロンのやつも、鉄鍋のやつも買ってみました。火加減も動画を見ながら中火がどのぐらいなのかを完コピして焼いてみました。
だけどダメなのです。
僕は少々諦めモードに移行していました。あの美味しい餃子を食べるためには、やっぱりお店に行かなければダメなのかと。
まぁ、埼玉に住んでいるわけだし、宇都宮だって別に遠いわけじゃないからいいか。餃子の王将だって駅の近くにあるし、そこまで餃子の焼き方をマスターせずとも作り方通りに焼けばいいか。
そんなふうに諦めていた時です。僕はすごい情報を手に入れたのです。
失敗しない冷凍餃子が開発された
それはある番組で冷凍餃子の進化がすごい!という特集を見ていた時でした。なんと今は誰が焼いても上手にパリッとした羽根が出来る冷凍餃子が開発されたらしいのです。
水もいらない。油もいらない。ふたもいらない。ただ餃子をフライパンに並べて焼くだけで羽根が出来る。
その冷凍餃子は皮に特殊な加工がされてあって、フライパンに触れる皮の部分が二重になっているらしいのです。そしてそこに羽根の素が封入されていて、熱される事でそれが溶け出すと。
ん?
僕はそこで違和感を感じました。羽根の素?羽根って皮じゃねーの?皮がこう上手い焼き方でやるとパリッとなって羽根みたいになるんじゃないのか?と。
そうです。僕は大きな勘違いをしていたのです。餃子は油で皮がパリッとなっているんだと思っていました。しかしそうではありません。餃子の羽根はただ餃子を上手に焼いただけでは生まれないのです。
羽根の素となる何かを入れなければパリッとはならないのです。
餃子の羽根の正体
さてさて。では餃子の羽根の素とは一体なんなのか。それを知るために味の素の冷凍餃子のパッケージにかかれている原材料を見てみることにしましょう。
皮(小麦粉、植物油脂、米粉、食塩、でん粉、しょうゆ、大豆粉)
こんな感じで書かれていました。また味の素の冷凍餃子のライバル商品である大阪王将の羽根つき餃子のパッケージも見てみました。
皮(小麦粉、植物油脂、米粉、でん粉、食用油脂、ガラスープ(鶏・豚)、大豆粉、食塩、しょうゆ)
微妙な差異はありますが、ほぼ似通っている原材料ですね。では一体これのどの部分が羽根なのだろうかと調べてみる。まぁ、羽根付きじゃない餃子の皮の原材料を引けばいいでしょう。
そして残ったのが「米粉、でん粉、ガラスープ(鶏・豚)、しょうゆ」です。
ふむ。これが羽根の正体なのか。
…とか思っていると、とある人に羽根の正体は小麦粉と片栗粉だという事を教えてもらった。ほほう、米粉はもちもちの皮を作るために使っているのか。でん粉ってのが片栗粉の事だな。
ガラスープやしょうゆは羽根に味をつけているのだろう。それはあとで調節する事にするか。
ということで餃子の羽根の正体がわかった所でレッツクッキング!!
いよいよ友人に別格と呼ばれた羽つき餃子の焼き方レシピを公開いたします。ポイントは赤文字で書きましたので、そこだけは絶対に見逃さぬよう。
羽つき餃子の焼き方・人気のレシピ
- 豚肉 100g
- キャベツ 300g
- タマネギ 100g
- 塩 6g
- オイスターソース 4g
- 酒 10g
- 味の素 10g
- ニンニク 15g
- 生姜 7g
- 味噌 少々
- ごま油 少々
- 水 80ml
- 小麦粉 少々
- 片栗粉 少々
基準は豚肉のグラム数に合わせて材料の量を変化させてください。
豚肉100gで二人前ぐらいです。
STEP.1:野菜を切る
まずはキャベツとタマネギをみじん切りします。フードプロセッサーを使ってしまうと歯ごたえが微妙になるので、なるべく手を使って包丁で刻みます。
この作業がぶっちゃけ餃子作りでは一番大変です。つまり、最初に頑張ってさえしまえばあとは素晴らしい眺めの山頂のごとしです。
知人はここで挫折しそうになっていて、餃子作りなんて、二度とやるか!と言っていました(まぁ、パーティー用に大量に作ったのが原因でしょうけれども…)。
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.2:水分を絞る
刻んだキャベツとタマネギの水分を絞ります。塩をちょっとかけると、浸透圧の関係で水分が抜けやすくなります。
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.3:肉を混ぜる
豚肉に塩、オイスターソース、酒、味の素、ニンニク、生姜、味噌を入れて、よく混ぜ合わせます。味噌を入れるとコクが出ますのでぜひ。
こういうビニール袋に入れて混ぜるとベタベタしないので混ぜやすいです。
豚肉の白い脂が混ざってピンク色になるぐらい練ると、食感がよくなります。なので、やり過ぎってぐらい混ぜ合わせましょう!
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.4:野菜と混ぜ合わせる
野菜と肉を混ぜ合わせます。今度はあまり混ぜ過ぎないように注意。水分を絞った野菜のうまみが逃げないように軽く混ぜる。
羽つき餃子の焼き方 STEP.5:冷蔵庫で水分を飛ばす
混ぜたものを冷蔵庫に入れる(省略可)。さらに水分が抜けて引き締まる。
ラップなどはかけません。時間は30分ほど。
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.6:包む
皮に包む(保存する場合は皮に包んだものを冷凍庫で凍らす)。この時に片栗粉を軽くお皿に敷いておくと餃子がくっつきません。
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.7:羽根のコツ
…んで、ここからが焼きの行程になりますが、ここのステップがとっても大事!
水80ml(絶対厳守!)に小麦粉、片栗粉をちょこっと溶かす(80mlの水が85mlぐらいになるぐらいの量の粉。入れすぎないように注意。片栗粉よりも小麦粉多め)。
これが餃子の羽根になります。水の量がポイント!心配な人は小麦粉3g、片栗粉2gで測って入れて下さい。
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.8:焼く
いよいよ焼きます。フライパンにサラダ油を引き、中火でよく温めます。古いフライパンだと油がないとくっつくので注意。
新しいフライパンなら油なくてもいけます。温まってきたら、餃子を並べる。並べたらさっきの水溶き小麦粉&片栗粉を入れる。全体に行き渡るようにしよう。これが羽根になる!
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.9:フタをする
入れたらすぐにフタ。うちのフタはレミパン。本体の方は小豆であんこ作ってたらお釈迦様になってしまいました。フタだけ活躍中!
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.10:中火で5分
タイマーをセットして5分間じっと待つ。焦げてるんじゃね?って思っても大丈夫!意外と焦げない。中火は炎がフライパンの底に付くかな!?ぐらいの火加減の事を言うよ!
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.11:ごま油投入
5分後、ふたを開けてごま油を注ぐぜ!うちは「かどやのごま油」を使ってます。フライパンの縁の方からぐるりとかけます。これで餃子がフライパンからはがしやすくなる。
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.12:フタを空けたまま2分
ごま油をかけたら、タイマーを2分にセットして再び待ちます。
水分を飛ばすためにフタはしません。あれ?これ焦げちゃうんじゃ…って心配になりますが大丈夫。焦げてね?って思うぐらいの方がいい感じのきつね色の羽根になります。
気候によって水分の飛び具合が変わるので、火力を強くしたりして調整。
もう一度言いますが、水分がある限りは焦げません。じっと我慢。ここで早めにあげてしまうとぶよぶよの羽根が出来上がります。なので水分が飛び終わるまでは我慢!
羽つき餃子の焼き方レシピ STEP.13:お皿に移して完成
これで出来上がり!
餃子のタレは、基本的に醤油にラー油とお酢を足して作るけれども、好みによってポン酢をつけたり、お酢にブラックペッパーを混ぜたやつをつけて食べたりしてもサッパリして美味しいです。
そこらへんはご自由にお試しあれ。
とにかく水は80ml!
これ絶対に厳守。餃子が多かろうが少なかろうが関係なく80mlです。フライパンのサイズに準拠します。ほとんどの家庭のフライパンのサイズは24〜34cmでしょう。
その範囲ならば80mlでいけます。
100mlだと失敗する確立が極めて高くなるので、説明書に100mlと書かれていても80mlにしましょう。
そしてそこに5g分の小麦粉と片栗粉を溶かすのです。
羽つき餃子の焼き方まとめ
羽つき餃子の焼き方のコツはわかりましたか?それでは、すぐに台所へGo!あなたの餃子がごちそうに早変わりです!
…それにしても料理ってストレス解消には非常に良い行動だと思うんですよ。
音楽を聴いたり、映画を見たり、カラオケ行ったり、人それぞれストレスの解消方法はあると思うんですが、僕の場合は料理をするのが合っているみたいです。
あのトントントンとリズミカルに叩く包丁の音や、ジュージュー炒める時の音、盛り付けの色鮮やかさが、とても楽しく、気が付けば歌を口ずさんでいる。
料理ひとつで、音楽聴いて映画を見て、カラオケに行った気分になれるわけです。ストレスなんてどこぞに吹っ飛んでしまいます。
そして作ったものがすこぶる美味しいとなれば、幸せの極み。
今回紹介した餃子のレシピ、羽根もほらこの通り!パリッとしていて美味しいよ。良ければ作ってみてくださいませ。一度流れを掴んでしまえば、ほぼ失敗しません。ほぼ。
餃子自体のポイントはタマネギと味噌を入れる事。
そして長々と説明してきた羽つき餃子の焼き方です。水の量さえ間違えなければキッチンタイマーの通りに待つだけで出来上がります。野口は料理出来ね〜だろと言ってくる友達にも高評価な餃子。
…なんで僕は料理出来ないキャラになっているんだろうか。何が原因なんだろう。結構料理好きなんだけどな。
ではでは、羽つき餃子の焼き方のコツでした。おためしあれ〜。
野口明人
羽つき餃子のおまけ:長生きの秘訣
本編では羽つき餃子の焼き方のコツとレシピを紹介いたしました。餃子の良いところは冷凍しておけば作り置きが可能って所ですね。なので僕は餃子を作る時は集中して作ってしまいます。
今回も合計120個包んだんですけどね、1日3食、1回10個ずつ食べると、4日で食べ終わる計算です。はい。食べます。食べられます。この餃子は毎日、毎食食べても美味しいのです。
そんなに食べて体に悪くないのか?という話になるわけですが、こう考えましょう。
食事というものは1日3食が一般的ですよね。でもそれが一般化したのは江戸時代のことなんです。
それまでは1日2食だったようです。たかが1食増えただけの話なんですけどね、1日3食になったときから、人間の平均寿命が10年、20年増えたと言われています。
人生50年なんて言われていた信長の時代から、現代のように長生きし始めたのは医学の進歩もありますが、食生活の変化も一つの要因らしいのです。
最近は朝ごはんを食べない人もいるようで、一日三食が崩れつつありますが長生きしたいなら、食べましょう3回。
つまりは餃子を1日3食摂ることは1日2食しか食べないことよりも健康に良いのです!1日3食食べても飽きない餃子は長生きの秘訣と言っても過言ではないのです。
…かなりの暴論ではあるけれども、餃子って1日3食摂取しても飽きない数少ない食べ物だと思っています。
ではでは、またどこかでお会いしましょう(´・ω・`)ノシ