老後の資金はいくらあれば生活出来るのか?を計算したことはありますか?
え?ありませんか?
僕もありませんでした。そんな中、僕はある人にこんなことを言われました。
「老後は他人事ではありません。保険会社の宣伝ではありませんが、老後は誰にでも訪れる可能性がある危機なのです」
老後は「危機」なんだそうです。そんな風に言われてみるとだんだん真剣に考えなければならないなと思ってきました。
人間は老いていくにつれ、今、普通に出来る事が出来なくなっていきます。
普通の事。寝て、起きて、ご飯を食べて、仕事に行って…。
こんな当たり前の事が出来なくなる日が誰にでもやってくるのです。憂鬱ですね…。
そんな危機を迎えるにあたって、何よりも必要なのは「備え」なんじゃないでしょうか。
しかも、自分自身で用意した「備え」です。
老後の社会保障だなんだとテレビではうるさいこと言っていますが、僕自身あんまり興味はありませんでした。
よく国が悪いとか社会が悪いなんて嘆く人がいますが、人のせいにしていても仕方がないことに気がついたのです。
家族や身近な人でさえ、自分の思い通りに動いてくれません。まして遠い存在である国や社会が自分の思い通りに動いてくれるでしょうか…。
人を動かすよりも、自分を動かした方がよっぽど簡単です。
もしかしたら、国からリストラされることもあるかもしれません。
つまり、年金支給がされなくなることがあるかもしれない。あれはただの決まりであって、その決め事が変わったら年金支給は打ち切りになります。
今までだって何度も変更があったでしょう?不確かなものなんです年金は。
そういう誰か次第で自分の人生が左右されてしまうのが嫌だし、僕は会社などで働かずに来た所もあるから、自分の老後のことだって自分で何とか対策を練らないといけないわけです。
そこで、老後の資金はいったい、いくらあれば安心した人生を生活出来るのかを正確に数字で計算してみました。
そして、その数字をもとに、自分が老後になるまでに自動で稼いでくれるシステムを今から作り上げてしまえば問題は解決です。
良かったら、あなたの老後の資金のためにもぜひお付き合いくださいませ。
老後の資金はいくらあれば生活出来るのか?破産せずに貯蓄する?
老後というのが、長生きによって徐々に曖昧に。
老後。人生50年と言われていた時代から考えると45歳にもなれば老後ですが、今現在、45歳でおじいちゃんおばあちゃんと言ってしまったら怒られてしまうぐらい、みんな元気です。
逆に現在の感覚で言うと、老後というのは主に退職後の事を言うようですが、65歳の方々を見ても、とてもおじいちゃんおばあちゃんと呼ぶには恐れ多いほど若々しい人ばかりです。
医療の発達か、食文化の向上か長生きをする人が増えてきているので、退職後の人生は言ってみれば、余生というよりも、もう一度人生を始めなさいと言われているような長い年月が残されているのです。
特に日本人はアメリカ(78.74歳)や中国(75.39歳)などと比較してみても5歳以上平均寿命が長い国民です。今年の時点で83.10歳ですよ。「日本人 平均寿命」でGoogleさんに聞いてみるとすぐに答えてくれます。
最近は退職する年齢が徐々に先延ばしになってきてますが、今の制度の65歳で引退したとしても83歳まで生きるとしたら、その間、18年間です。
18歳と言えば、人間の記憶が始まるのが3歳ぐらいからですから、覚えている限りで成人になるまでの時間をもう一度生きなさいと言われているようなもの。
老後20年間生きるのに人はいったいいくら必要なのか?
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」平成22年度調べを参考にしました。
そこにあるデータによると、平均22.3万円だそうです。そしてゆとりある老後生活費は平均35.4万円だそうです。
また、総務省統計局「平成23年家計調査年報」にはこうあります。
(ここから最新の家計調査年報を見ることが出来ます)
- 食料費 63,437円
- 住居費 16,814円
- 光熱・水道 21,536円
- 家具・家事用品 9,551円
- 被服および履物 8,075円
- 保険・医療 15,881円
- 交通・通信 24,215円
- 教育 798円
- 教養娯楽 25,981円
- その他 60,997円
- 合計 247,284円
24.7万円!!
まぁ、余裕を持って暮らすなら35万円前後。最低限の生活では25万円前後。その間をとって、30万円ぐらいが生きていくのに必要としましょう。
その30万円を20年間必要だと考えてみる。
安定した老後:30(万円)×12(ヶ月)×20(年)=7200万円
7200万円!?
何この数字。たとえば、ストレートに大学入って、ストレートに就職した人が働き始める年齢は22歳。22歳~65歳までの44年間で7200万円貯金するとします。
7200(万円)÷44(年)÷12(ヶ月)=13.63636363636364万円。
約13万7000円。月に13万7000円ずつ貯金すると65歳で働き終えた時に7200万円貯まります。
ただ、13万7000円を貯金するにしても、自分の収入があって、自分の支出した差額の中から貯金しなければならないので、平均年収を調べてみました。参考にしたのはこれ。
年齢階層別の平均給与年収
19歳以下 125万円(月収10.4万円)
20~24歳 247万円(月収20.5万円)
25~29歳 336万円(月収28.0万円)
30~34歳 385万円(月収32.0万円)
35~39歳 425万円(月収35.4万円)
40~44歳 461万円(月収38.4万円)
45~49歳 482万円(月収40.1万円)
50~54歳 485万円(月収40.4万円)
55~59歳 469万円(月収39.0万円)
60~64歳 359万円(月収29.9万円)
65~69歳 308万円(月収25.6万円)
70歳以上 306万円(月収25.5万円)
平均 409万円(月収34.0万円)
支出額との差額を出す為に、先ほどの総務省統計局「平成23年家計調査年報」をもう一度参照してみます。
年齢別消費支出(月)
24歳以下 197,137円
25~29歳 232,190円
30~34歳 257,287円
35~39歳 266,746円
40~44歳 297,596円
45~49歳 335,565円
50~54歳 345,641円
55~59歳 312,630円
60~64歳 294,289円
給与と消費の差額を計算してみます。
給与と消費の差額
24歳以下 約0.8万円
25~29歳 約4.8万円
30~34歳 約6.3万円
35~39歳 約8.8万円
40~44歳 約8.7万円
45~49歳 約6.6万円
50~54歳 約5.9万円
55~59歳 約7.8万円
60~64歳 約0.5万円
…うわぁ。
13万7000円を貯金出来る世代がいない!
…しかし、あくまでもコレは年金制度がなくなった時の計算です。
年金があれば!
ということで、厚生年金保険・国民年金事業の概況を見てみました。
平成22年度の平均が153,344円。
ほうほう。
なんだ足りるじゃないか。
…65歳まで会社で働き続けた男女二人が老後を迎えればね。
老後を迎える男女二人の場合
153,344×2人=306.688円。
約30万円。これでギリギリ。最低生活でもないし、裕福でもないごくごく普通の平均生活の30万が、こんなにギリギリのラインだったとは…。
あ!!!!!!!
でも結婚して家庭に入る女性などがいる場合、基礎年金しか入ってこないので、49,191円。
153,344+49,191=202,535円。
ん?
最低限の老後生活費は22.3万円じゃなかったっけ?20.2万円だと2万1000円足んないぞ…。
ゆとりのある老後だと15万ほど足らないぞ。間を取った30万円だって、正確に言えば97,465円足らない…。もし、1ヶ月に30万円生活を20年続けたなら、
97,465円×12(ヶ月)×20(年)=23,391,600円。
2339万円が老後85歳で抱えることになる借金!?
…なにこれ。
じゃぁ!
じゃぁ、最悪、その借金分だけ貯金しておけば年金生活を安心して送れるわけだ。
23,391,600(円)÷44(年)÷12(ヶ月)=44302.27272727273円
大体、22歳~65歳までの間に忘れずに月に4万5千円貯金すれば年金生活を安心して送れるようになります。
お!
24歳以下 約0.8万円
25~29歳 約4.8万円
30~34歳 約6.3万円
35~39歳 約8.8万円
40~44歳 約8.7万円
45~49歳 約6.6万円
50~54歳 約5.9万円
55~59歳 約7.8万円
60~64歳 約0.5万円
25歳から可能だ。でも、24歳までと60歳からがアウト!
普通に考えると、貯金できる給料として考えられるのは、25歳~59歳までみたいだ。約35年。
すると、また再計算をしなければならない。
23,391,600(円)÷35(年)÷12(ヶ月)=55694.28571428571円
約5万6000円だ。
25~29歳 約4.8万円
30~34歳 約6.3万円
35~39歳 約8.8万円
40~44歳 約8.7万円
45~49歳 約6.6万円
50~54歳 約5.9万円
55~59歳 約7.8万円
…あれ?今度は25~29歳で8000円足らない。5年間で8000円足らない貯金を続けると、
8000×5×12=480000円
48万円を残りの30年で上乗せしなければならない。
480000÷30÷12=1333.333333333333
約1400円を30年間の月の貯金額に足す。
5万6000円+1400円=5万7000円
30~34歳 約6.3万円
35~39歳 約8.8万円
40~44歳 約8.7万円
45~49歳 約6.6万円
50~54歳 約5.9万円
55~59歳 約7.8万円
おお。ギリギリ。50~54歳まで2000円しか残らないけど…。
つまり、25歳~29歳までは遊んでる暇なく精一杯働き、全額貯金して、
30~34歳 約0.6万円
35~39歳 約2.1万円
40~44歳 約3.0万円
45~49歳 約0.9万円
50~54歳 約0.2万円
55~59歳 約2.1万円
は毎月5万7000円を貯金した後、自由に使えます。
…と、老後の計算してますが、子どもの事は全く勘定に入ってません!
老後の資金を計算してみてわかる事
今ここで考えているのは、あくまでも自分の事だけです。子供がいるならそれだけお金が必要になりますし、85歳以上長生きをしてしまったり、大きな病気にかかってしまったりする場合、もっと貯金する事が必要です。
まぁ、あくまでも平均値なんで、あなたが平均以上の人なら全然問題ないんですが、普通に就職して、普通に仕事して、普通に退職している会社員の方々はアウトです。
…つまり、もう年金制度、無理です。老後20年ですらカバーできない。働かなくなったら早く死ぬのが一番です!といわれているようなもんです。
安定した老後…。
会社で働いていて、退職後働かないで生きていくなんて無理なんです。そういう状況です。普通の会社員に安定した老後なんてないんです。働き続けるしかない。会社員を辞めた後は、バイトとして雇ってもらうか、自営業しかないです。
生きている限り働き続けます。今、平均的なサラリーマンをやっているってことはそういう事です。
現状、退職後に警備員やっているおじいちゃんとかよく見るでしょう。最近。バブル世代だと言われていた時期にサラリーマンやっていた人たちなのに。
なので、一刻も早く、平均的なサラリーマンの収入を脱出する事が大切です。みんなが就職したから就職して、みんなが働いているから働いて、みんなと同じだけ給料もらっている。それじゃアウトです。早く「普通」を抜け出してください。
何を偉そうにお前は…と思う方もいるでしょう。
違う違う。みんな不安でしょう?将来が不安で仕方がないから、最近は若者の結婚率は下がっているのだし、結婚しても子供を産めないという家庭が多い。経済的に不安だから。
そして、保険会社の言う通り、積立をコツコツし、仕事を真面目に働く。その真面目に働き続けた結果、老後が悲惨だったらそれこそ悲劇じゃないですか。
真面目だからこそ報われると思って脇目も振らず、会社を信じて働くわけでしょう。その人は報われないとダメでしょう?
でも現状の年金システムはこんな感じなんです。最低生活ですら厳しい。
だから。早い話、副業してください。副業っていうか、副収入を得てください。今すぐです。早くやればやるだけ毎年稼がなければならない金額が減ります。
例えばあなたが株をやるとして、1つの会社に全額投資しますか?そんなの危なくて出来ないでしょう?会社からお金をもらっている人の生活とはそういう生活のようなものなのです。
ではどうしますか?いくつかにわけて投資するって考えになるじゃないですか。だから副収入が必要なのです。
毎月5万7000円を副収入で安定して得られるようになれば、後は普通のサラリーマンでいいのです。それだけで「普通」を脱却できます。副収入5万7000円。毎月100万円稼げなんて言っているわけではないんです。5万7000円です。考えれば方法はいくらかありそうな気がしてきたでしょう。
ちょっと贅沢言うと年金制度の変更などにビビりたくなければ13万7000円稼げれば、安心して老後を迎えられます。もし老後を迎えた時に年金がまだ存在していたのなら、何か余暇に使えばいいし安泰です。
毎月、13万7000円が自動的に口座に貯金されるシステムを作ってさえしまえば、もう未来の心配はしなくていいのです。その分、現在を思いっきり生きていけばいいのです。どうでしょう。
老後の為に「普通」辞めてみませんか?
今日の話を聞いて、老後が不安だからお金貯めなきゃ!と今、頑張って仕事を掛け持ちする人も出てくるでしょう。…でもそれで身体を壊してしまっては意味がない。
人の2倍働いたら、人の2倍お金が稼げます。でも、2倍身体を壊すリスクがあるのを忘れずに。
昼間働いて、夜勤で働いて、朝帰ったら少し寝てまた出勤する。そんな友人の話を聞きました。気がついたら子供が大きくなっていて、小さい時の顔を思い出せないそうです。
なぜ友人がそんなに働かなければならないのかと言えば、子供が3人いてお金が必要だからです。今までの収入では確実に後でしわ寄せが来る。だから今、無理してでも働かなければ…との事。
友人の頭の中にはお金を稼ぐには2倍働くという方法しか考えつきませんでした。そして子供の顔を見て、その成長を見逃してしまった事で自分の行動は正しいのだろうか?と疑問に持ち、僕に相談しに来ました。
そして今日の話をしました。たとえ真面目に一生懸命働いて、無駄遣いをせずコツコツ貯めたとしても、平均である以上、これだけの未来しか待っていないよ、と。
なんでもいいから、身体がそこになくてもお金が発生する収入源を確保しておいた方がいいよと。アパートの大家さんでもいいし、外貨預金でもいいし、本やCDなどの印税でもいいし、世の中には働いた時間とは関係なく収入が入ってくる方法があるんです。
老後の為に自分に出来る不労所得を探す
不労所得なんて言うと聞こえはいいでしょう。誰もが憧れるものでしょう。でもね、労せず入ってくる所得なんじゃないんですよ。
考えて生み出すまでに無収入で時間と労力かけて作り上げたシステムだから、ずっと収入を生み出してくれるんです。
そんなの思いつく才能もないし、本を書いたり名曲を作るセンスもない。だから真面目に働く事を選んだんだ!と怒る人もいるでしょう。昔はそうだったかもしれません。
でも今はプログラミングが常識になっていく世界。自動で同じことを繰り返してくれるコンピューターがあるじゃないですか。同じことを繰り返してくれて、そこに毎日2000円でも生み出してくれる流れを作れるなら。月収6万円増です。
5万7000円をクリア出来るんですよ!毎日2000円さえ稼げれば。週休2日なんてしなくていいんです。コンピューターならずっと働いてくれます。
あなたが身体を壊す必要ないんです。2倍働くのではなく、あなたの変わりにコンピューターに働いてもらう。
もっと現実的にいいましょう。人間は8時間労働で疲労してしまいますが、コンピューターなら24時間稼働出来る。だからね…
2000円÷24時間=83.333333333333333
毎時間84円稼げるシステムを作り出せればいいんです。それだけで普通を抜け出せる。老後を安定して、安心した生活に出来る。
84円だっつったって、プログラミングなんてわからない。そう考えるのが普通でしょう。でも外国では小学生だってプログラミングが必修科目の国があるんです。そのうち日本でも必修科目になるかもしれません。
小学生が理解出来る考え方なんですよ。別に地球で一人の天才しか理解出来ない構造ではないんです。身近にあるプログラミングを考えてみましょう。何が思い浮かびますか?
これ。
これです。
今、あなたが読んでいるブログ。これもプログラミングです。誰かがアクセスしてきたら、準備しておいた文章を提示してくれるプログラム。
なにか起きたら何かを返す。ケータイから見たらケータイから見る専用の画面を返し、PCから見たらPCから見る専用の画面を返す。人によって違う反応を返すこと出来る。
そこに収入が生み出せる仕組みがあれば。
…どうでしょうか?それほど難しい事じゃない気がしてきませんか?ティッシュを売るにはどうしますか?トイレに入ろうとする人に売れば売りやすい。水はどこで売りますか?砂漠で売れば売りやすい。
人に対して違う行動を返すプログラミングが出来るって事はそういう事です。
老後の話のまとめ
さて、話がだいぶ遠回りしてしまいましたが、あなたがもし会社などで働いているのであれば、家に帰ってから少しの時間でいいからブログの記事を書いていく。それをコツコツ続ける。
それが出来るなら、安定した老後を手に入れられるぜ!っていう提案の話でした。
なぜなら、僕がブログで生活しているからです。
昔はそこまで学習に対して恵まれた環境じゃなかった時代がありましたから、中には自分の名前が書けない人がいました。文字を認識できないディスレクシアのような障害ではなく。文字が書けないんです。習っていないから。
でも今は大体の人が文字を読めるし、書ける。だから大体の人がブログで稼げるんです。文章書けるんですから。書いた文章を読んでくれる人がいるんですから。
後は、ブログを使ってどうやって稼ぐか。それだけわかれば、みんな稼げます。ブログは財産です。所有権のある財産。ずっと保持していれば、ずっと存在します。遺書に書けば所有権を移すことも出来る相続出来る財産。
老後に至るまでにそこからお金が生み出せる流れを作り出せれば、まるで年金のように口座に忘れる事なく毎月振り込んでくれるのです。この結論に至るまで長過ぎましたか。
ふぅ…。今日は数字を沢山使ったので頭が痛くなりました。僕、文系なんですよね。
どうやったら毎時間に84円をブログで稼げるのか。その方法は話すと長くなりますので、別の記事でまとめたいと思います。
多分書くまでに時間かかりそうですが、友達などにやってもらって、出来る限りわかりやすい教科書のようなモノを書けたらいいなと思います。
ぜひあなたの為に成功させたい。病気と付き合いながらやっていこうと思いますが、とりあえずそれが当面の僕の生きていくためのバイタリティー、生きていく意味です。
ではでは。老後の資金の話でした。
野口明人
長くお付き合いありがとうございました!